奥山則男

奥山則男は、1926年8月29日に山形県新庄市で生まれました。東京学芸大学を卒業後、1950年に中央大学経済学部を卒業し、日本経済新聞社に入社しました。営業部長を務めた後、1963年に練馬区議会議員に初当選し、2期6年間の任期を務めました。

1964年には広放社を設立し、代表に就任しました。1971年4月11日の東京都議会議員補欠選挙で練馬区選挙区から立候補し、初当選を果たしました。都議会議員としては、公害首都整備委員会委員長（1974年、1975年から1976年）、都市計画公害委員会委員長（1976年）、予算特別委員会委員長（1983年）、東京都監察委員（1983年から1984年）、全都道府県監察委員協議会連合会会長（1983年から1984年）、都議会自民党幹事長（1985年から1986年）、議会運営委員会委員長（1985年から1986年）など、数々の要職を歴任しました。

1993年8月には、第34代東京都議会議長に就任し、1994年からは全国都道府県議会議長会会長も兼任しました。1995年9月に議長を退任した後、2001年の選挙には立候補せず、政界を引退しました。2016年4月29日、その生涯を閉じました。

奥山則男の政治家としての功績は多岐にわたりますが、特に東京都議会議員として長年活躍し、都政の発展に大きく貢献しました。また、全国都道府県議会議長会会長として、地方自治の振興にも尽力しました。その活動は、地方自治の発展に大きな影響を与えたといえるでしょう。

奥山則男は、その長年の功績が認められ、1986年に藍綬褒章、2001年には勲二等瑞宝章を受章しました。これらの栄典は、彼の政治家としての卓越した業績と社会への貢献を称えるものです。

奥山則男は、地方政治の舞台で長きにわたり活躍し、日本の地方自治の発展に大きく貢献した人物として、その名は後世に語り継がれることでしょう。

もう一度検索