奥山武宰士

奥山武宰士のプロフィールとサッカーキャリア

奥山武宰士（おくやま むさし）は、1991年5月15日に八丈町で生まれた元サッカー選手です。彼はミッドフィールダーのポジションでプレーし、サッカーの道を歩み始めました。彼のサッカーキャリアは、少年時代の熱意と努力に裏打ちされています。

幼少期とユース時代

奥山は、八丈島にある酒造会社を営む家庭に生まれました。小学5年生の時、島に赴任してきたコーチの影響で、柏レイソルの下部組織のセレクションを受けることに決め、見事合格します。翌年、母親と共に柏市に移住し、新たな生活を始めました。

2005年、中学3年生にあたるとき、彼はチームのヨーロッパ遠征の際に訪れたヴェルダー・ブレーメンのユースチームに参加を希望しましたが、日本人学校の閉校によってその夢はかなわなくなりました。その同年、U-15日本クラブユースサッカー選手権で3位に入賞しましたが、エコノミークラス症候群を患うなどの健康問題で、柏ユースへの昇格は叶いませんでした。

アルビレックス新潟への道

その後、柏レイソルのユース昇格は見送られるものの、奥山はアルビレックス新潟ユースのセレクションで合格します。2008年には2種登録選手として活動し、2009年にはトップチームのキャンプにも参加。2010年、彼は八丈島出身者として初めてJリーガーとなり、プロ契約を結ぶ公開式も行われました。このとき、日本代表選手の長友佑都も奥山を応援するために駆けつけました。

しかし、トップチームでの出場機会はなかったため、2011年にはアルビレックス新潟シンガポールへとレンタルされます。シンガポールでも2年間過ごし、その後再び新潟に復帰しましたが、やはり出場機会には恵まれませんでした。2014年に退団が発表され、その後のキャリアの新たな挑戦へ向かうこととなります。

ミャンマーリーグへの移籍

2014年5月、奥山はミャンマーリーグのサザン・ミャンマーへの移籍を果たしました。新たな環境でのサッカーは彼にとって新しい挑戦であり、海外でのプレー経験は貴重な財産となったことでしょう。

引退後の生活

2020年、サッカー選手としてのキャリアを経て、奥山は八丈島に戻り、家族が営む酒蔵を継ぐことを決意しました。現在は焼酎の製造・販売に従事しており、地域に貢献することを大切にしています。サッカーの経験を生かしながら、人生の新たなステージで活躍しています。

所属クラブ

• - ユース経歴

- 大賀郷FC
- 柏レイソルU-12
- 柏レイソルU-15（柏市立柏第四中学校）
- アルビレックス新潟ユース（開志学園高校）

• - プロ経歴

- アルビレックス新潟（2010年 - 2013年）
- アルビレックス新潟シンガポール（2011年 - 2012年、期限付き移籍）
- サザン・ミャンマー（2014年）

代表歴

• - U-15日本代表（2006年）
• - U-18日本代表（2009年）

このように、奥山武宰士はサッカー選手として多様な経験を持ち、引退後は新たな挑戦として地元の伝統文化に取り組んでいます。そのキャリアは、多くの人々にサッカーを通じた夢や希望を与え続けています。

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