奥州市立江刺東中学校

奥州市立江刺東中学校の概要

奥州市立江刺東中学校は、岩手県奥州市に位置する公立の中学校で、1978年に設立されました。この学校は、江刺市内の5つの中学校、すなわち玉里中学校、梁川中学校、米里中学校、木細工中学校、広瀬中学校の統合を経て誕生しました。広大な学区をカバーするため、地域の生徒たちの通学を支えるべく5台のスクールバスが運行されていました。

沿革

1978年 - 開校

江刺市立江刺東中学校は、1978年4月1日に新たにスタートを切りました。同年11月19日には新校舎が完成し、正式に教育活動が開始されました。

1979年 - 様々な施設の完成

翌年の1979年3月には、保護者の活動を支えるPTAが設立され、旧校舎からの移転が完了しました。また、体育館も新たに竣工し、同年4月には最初のスクールバスが運行開始されました。10月には校舎と体育館の落成を祝う式典が開催され、校旗の樹立や校歌の制定も行われました。

1980年代 - 成長と発展

1980年には自転車置場が完成し、1981年には水泳プールが完成しました。女子400mリレーは東北大会での活躍を遂げ、1982年には道徳教育研究会の会場校に指定されました。翌年の1983年には、卒業記念に「さつき園」が設立されるなど、学校の発展に寄与しました。

1984年には文部省から生徒指導研究推進校及び江刺市教育委員会から研究校として指定され、教育の質を高める取り組みが進められました。また、生徒会の「東凌新聞」が岩手県の教育研究新聞コンクールで最優秀賞を受賞するなど、学校の活動も多方面にわたりました。

1990年代 - 確かな成果

1991年には、県中総体陸上競技の3000mで優勝し、学校の名声を高めました。1994年には、学校環境衛生優良校として表彰されるなど、健康的で快適な学びの場を提供することが評価されました。さらに、1995年には音楽コンクールで金賞を受賞し、校内の音楽活動も盛り上がりを見せました。

2000年代 - 複数の改革

2006年には、地域の教育システムの改正に伴い「奥州市立江刺東中学校」として新たにスタートしました。その後、校庭の整地作業や体育館の設備更新が行われ、さらなる環境改善に努めました。

統合と閉校

2022年3月31日、江刺第一中学校と南中学校との統合によりこの学校は閉校しました。長い歴史を持つ学校で、数多くの生徒が卒業し、それぞれの道を歩む大切な場でありました。

部活動

江刺東中学校では、様々な部活動が盛んに行われていました。野球やバレーボール、バスケットボールに加え、ソフトテニスやバドミントン、吹奏楽、美術部など多様な活動を通じて、生徒たちは仲間との絆を深め、自分たちの個性を伸ばしていました。また、スポーツや文化活動を通じて、学校生活を送る上での楽しさや達成感も味わっていたことでしょう。

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