奥村優希 (アイドル)

奥村優希：アイドル、女優としての軌跡

奥村優希（おくむら ゆうき、1995年10月6日生まれ）は、日本のアイドル、そして女優として活動していました。彼女の芸能界での足跡は、アイドルグループ「ラストアイドル」への加入から始まり、その後、歌劇団での活動、舞台やテレビドラマへの出演など、多岐にわたります。惜しまれつつも2024年12月31日をもって芸能活動を終了しました。

ラストアイドル加入まで

新潟県出身の奥村は、地元の高校でバスケットボール部に所属し、卒業後は新潟市内の百貨店で販売員として働いていました。アイドルへの憧れを抱くようになったきっかけは、勤務中にNGT48のメンバーを接客したことだったそうです。その後、2018年2月にNGT48の2期生オーディションに挑戦するも、残念ながら落選。しかし、テレビ朝日のオーディション番組「ラストアイドル」の2期生挑戦者オーディションに合格し、上京の機会を得ました。

番組内では、2期生暫定メンバー強化合宿に参加し、レッスンとバトル（オーディション）に挑みました。しかし、バトルでは敗退し、敗者復活戦でも再度敗れる結果となりました。しかし、敗退メンバーながらもラストアイドルのCDに参加する機会を得て、2期生アンダーの一員としてデビューを果たしました。

ラストアイドル時代には、CD楽曲への参加、リリースイベント、個別握手会、公演、番組出演など、精力的に活動しました。

団体行動と最高難度ダンスへの挑戦

ラストアイドルは、2期生、2期生アンダーの加入後、グループとしての活動に力を入れるようになります。その一環として、52名のメンバーで「団体行動」に取り組み、B.LEAGUE公式戦のハーフタイムショーでその成果を披露しました。奥村もその一員として参加しています。

また、最高難度ダンスへの挑戦では、ダンス未経験だった奥村は苦戦を強いられましたが、猛練習を重ね、最終的にはBクラスへの昇格を果たしました。

初選抜、そして「オレトクナイン」

2019年12月25日、「ラストアイドル2周年コンサート」で8thシングル選抜オーディションバトルが発表され、奥村はこれに立候補。見事選抜メンバーに選ばれ、8thシングル「愛を知る」で初の選抜入りを果たしました。さらに、「三誌三つ巴！ラスアイ グラビアバトル」では週刊ヤングジャンプの指名を受け、ヤンジャン選抜メンバーとなり、グラビア掲載も決定しました。

その後、9thシングル「何人(なんびと)も」でも選抜メンバーに選ばれ、人気を博しました。

特に注目すべきは、10thシングルカップリング選抜をファン投票で決める企画「オレトクナイン」での活躍です。速報発表から最終結果まで、常に上位をキープし、見事1位を獲得。10thシングル「君は何キャラット?」の共通カップリング曲「瞳キラキラ」ではセンターを務めました。オレトクナインとしての単独公演や、STU48との対バンライブも行い、大きな話題を呼びました。

多岐にわたる活動

ラストアイドルとしての活動以外にも、金沢星稜大学のCM出演や、雑誌『NYLON JAPAN』への掲載、舞台「球詠」への出演など、多岐にわたる活動を展開しました。

2022年5月、ラストアイドルが活動を終了。しかし、奥村の芸能活動はこれで終わりませんでした。

×純文学少女歌劇団への参加、そして卒業

2022年8月11日、新プロジェクト「×純文学少女歌劇団」へ「胡桃沢セイラ」として参加することが発表されました。歌劇団の公演やライブ活動、舞台出演、ドラマ出演など、女優としての活動を本格的にスタートさせました。

2024年11月30日、x純文学少女歌劇団はThe Final Show『BLACK PARADE』をもって解散。そして、12月5日には、12月末をもって芸能活動を終了することが発表され、12月28日の「YUKI OKUMURA GRADUATION CEREMONY」をもって、芸能界に別れを告げました。

奥村優希の芸能活動は、ラストアイドルでのアイドルとしての活動、×純文学少女歌劇団での女優としての活動を通して、多くのファンに感動と笑顔を届けました。その才能と努力は、多くの人々の記憶に残ることでしょう。

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