奥田誠治 (映画プロデューサー)

奥田 誠治のプロフィール

奥田誠治（おくだ せいじ）は、1956年生まれの日本の映画プロデューサーであり、数多くのヒット作品に関わってきた人物である。彼は、公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団の評議員を務め、日本映画テレビプロデューサー協会の会長として日本映画界に貢献している。また、松竹株式会社で映像本部映像企画部のエグゼクティブプロデューサーとして活躍している。

経歴

福島県の会津で生まれ、東京都文京区音羽で育った奥田氏は、お茶の水女子大学附属幼稚園から小学校、中学校まで進学し、その後、東京都立北園高等学校に入学。明治大学の政治経済学部を卒業した後、1980年に日本テレビに入社した。最初は編成部に配属され、その後映画事業部に移り、1984年には『金曜ロードショー』でのプロデューサー役として活動が始まった。特に『風の谷のナウシカ』のテレビ放送を通じて宮崎駿との出会いがあり、これ以後、彼の制作したスタジオジブリの作品を数多くプロデュースするようになった。

彼は当初、アニメに特別な関心を持っていなかったものの、宮崎駿およびそのスタッフの人柄に惹かれ、次々と制作に参加。『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』など、数々の名作に関わり、家族も作品のキャラクターのモデルになったという。

映画プロデューサーとしての活躍

実写作品においても、奥田氏は多くの成功を収めている。『デスノート』や『ALWAYS 三丁目の夕日』などでエグゼクティブプロデューサーを務め、作品の品質向上に寄与した。彼のプロデュース作品は幅広いジャンルにわたり、ファンタジーから実話に基づく作品まで多岐にわたる。

2001年から2016年までの間、映画事業部長およびコンテンツ事業局長代理として様々なプロジェクトに関わり、名だたる賞を受賞した。その中には、第10回AMDアワードの総務大臣賞や第25回藤本賞特別賞が含まれる。2017年には松竹への出向によって新たな挑戦を開始した。

主なプロデュース作品一覧

奥田氏がプロデュースした作品の一部を以下に示す：

• - 『魔女の宅急便』（1989年）
• - 『千と千尋の神隠し』（2001年）
• - 『ALWAYS 三丁目の夕日』（2005年）
• - 『デスノート』（2006年）
• - 『サマーウォーズ』（2009年）
• - 『ちはやふる 上の句』（2016年）

このように、奥田誠治は日本映画界において非常に重要な役割を果たしており、彼の名は今後も映画界で語り継がれることだろう。

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