女嫌い (麻倉未稀の曲)

女嫌い (おんなぎらい)

歌手：麻倉未稀

発売日：1982年7月5日

レーベル：キングレコード / CRYSTAL BIRD

形態：シングルレコード (EP)

麻倉未稀にとって通算3枚目となるシングルとして、1982年7月5日にキングレコードのCRYSTAL BIRDレーベルから発売されました。

概要

本シングルは、麻倉未稀のキャリアにおいて重要な位置を占める作品です。表題曲である「女嫌い」は、日本の歌謡界を代表する作曲家である筒美京平が、麻倉未稀のシングル楽曲に初めて作曲家として名を連ねた記念すべき一曲となりました。この楽曲の完成に際しては、麻倉未稀自身が、それまでのイメージから脱却を図るため、髪を短くし、ピアスを着用するなど、視覚的なイメージチェンジを決意したというエピソードが伝えられています。

シングルB面に収められた「Body Talk」は、本シングルの発売に先立つ1982年6月にリリースされた彼女のセカンドアルバム『Lady』からのシングルカット楽曲です。特筆すべきは、この「Body Talk」の作詞を麻倉未稀自身が手掛けている点であり、歌手としての表現力に加え、作詞家としての才能も発揮した作品と言えます。

楽曲全体のプロデュース及びアレンジにおいては、両曲ともに筒美京平が関わっており、A面「女嫌い」の編曲は船山基紀が担当しています。一方、B面「Body Talk」は作曲と編曲の両方を筒美京平自身が行っています。このように、本作は筒美京平という稀代の音楽家とのタッグが実現した最初期のシングルであり、その後の麻倉未稀の音楽性に影響を与えた可能性も考えられます。歌手本人の強い意志によるイメージ戦略と楽曲の持つ力が相まって、本作は多くのリスナーに受け入れられました。ジャケット写真も、このイメージチェンジを反映したものとなっています。

収録曲

SIDE A

1. 女嫌い
作詞：伊藤薫
作曲：筒美京平
編曲：船山基紀

SIDE B

1. Body Talk
作詞：麻倉未稀
作曲：筒美京平
編曲：筒美京平

本シングルは、麻倉未稀のディスコグラフィにおいて、筒美京平作品との出会い、そして歌手自身のクリエイティブな関与（作詞、イメージチェンジ）という点で、後の活躍につながる要素を含んだ重要な作品であると言えるでしょう。

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