女子聖学院中学校・高等学校

女子聖学院中学校・高等学校の概要

女子聖学院中学校・高等学校は、東京都北区中里三丁目に位置する私立の教育機関です。この学校は、完全中高一貫校としての特性を持ち、特に高等学校では新たな生徒を募集していません。設立から一世紀以上にわたる歴史を通じて、女子教育の重要性を深く理解し、充実した教育環境を提供してきました。現在の校長は、山口博氏です。

沿革

学校の起源は1905年、アメリカのプロテスタント教派から派遣された女性宣教師、バーサ・F・クローソンによって女子聖学院神学部として設立されたことに端を発します。最初は東京築地に位置していましたが、1906年に現在の中里に移転し、校舎の建設を始めました。そして1907年には最初の卒業生を迎え、様々な発展を遂げてきました。

1912年には幼稚園を設立し、1933年には生徒の制服が制定されました。1947年には中等部を設立し、1948年には高等部も加わり、女子聖学院の教育体系が整いました。1966年には、学校名を女子聖学院中学校・高等学校に改称し、それ以降も教育の質を向上させるために努力を重ねています。

クラブ活動

生徒たちは様々なクラブ活動を通じて、習い事や特技を活かしています。代表的なクラブには、チアリーディング部やバスケットボール部、吹奏楽部などがあります。また、演劇部やダンス部、料理部や茶道部など、多彩な活動が用意されており、各々が自由に興味を持てる環境が整っています。

制服

制服は、冬服と夏服がセーラー服として統一されています。特に1933年から変更されていないデザインは、都内の私立女子校の中でも歴史があるものとして有名です。制服の色は学年によって異なり、中学生は赤や臙脂、高校生は紺色や黒、銀鼠色など、多様なカラーが用意されています。体操服にはジョギングパンツ型の短パンが採用されています。

交通アクセス

学校へのアクセスは、最寄りの駒込駅または上中里駅から徒歩で約7から10分の距離にあります。通学に便利な立地が特徴です。

著名な出身者

この学校を卒業した有名人には、ギタリストの村治佳織氏やエッセイストの島田佳代子氏、声優の林原めぐみ氏など、各界で活躍する多くの著名人がいます。彼女たちは、女子聖学院で学んだ教育と経験を基に、様々な分野で成果を残しています。

まとめ

女子聖学院中学校・高等学校は、深い歴史と豊かな教育環境を持つ完全中高一貫校であり、生徒たちが多様な活動を通じて成長できる場を提供しています。これまで培ってきた教育方針と実績により、今後もさらなる発展が期待されています。

もう一度検索