女王蜂 (バンド)

女王蜂（じょおうばち・Ziyoou-vachi）

女王蜂は、兵庫県神戸市にて2009年に結成された日本の3人組ロックバンドです。彼らは2011年にメジャーデビューを果たし、以来自らの音楽スタイルと芸術性で多くのファンを惹きつけています。

バンドの進化と歴史

女王蜂は、アヴちゃん、やしちゃん、ルリちゃんの3人からなるグループとしてスタートしました。結成当初から、地元のライブハウス「神戸マージービート」でパフォーマンスを行いながら、あたらしいアルバムを自ら制作しました。また、当初の自主制作CDである「姫様御乱心」と「王族大逆鱗」は、現在では廃盤となっていますが、彼らの初期のスタイルを示す作品として注目されています。

2010年には活動1周年を迎え、初の自主企画「乱交風俗女王蜂」を成功させました。その年の夏には、FUJI ROCK FESTIVALに選出され、国内外の音楽ファンにその名を広めることに成功しました。また、独特の視覚芸術を融合させた「美のテロ」というイベントも展開し、彼らのアーティスティックな側面を強調しました。

メジャーデビューとその後の展開

2011年2月、彼らの楽曲「フランス人形の呪い」がiTunes Storeで先行配信され、同年3月には初の全国流通盤であるアルバム『魔女狩り』をリリースしました。このアルバムは、彼らのメジャーデビューを象徴する作品となり、映画『モテキ』のテーマソングへの起用も大きな話題となりました。

その後も、精力的にライブ活動を行っており、2012年には「蛇姫様」というアルバムを発表するも、ギター担当のギギちゃんが健康上の理由から脱退することになりました。以降は新たなメンバーを加えた形で活動を続けましたが、2012年末には一時活動休止を決定。約1年後の2014年に活動を再開し、その後もアルバムやシングルのリリースを重ねてきました。

最新活動とメンバーの変遷

2018年にはテレビアニメ『東京喰種：re』のエンディングテーマ「HALF」を提供し、2020年には7枚目のアルバム『BL』を発表しました。また、バンドは常に新しいチャレンジを続けており、2023年には約3年ぶりとなる8枚目のアルバム『十二次元』をリリースし、さらなる成長を遂げました。これに収録された楽曲がテレビアニメのオープニングやエンディングテーマに使用されるなど、モダンな音楽シーンにおいても存在感を示しています。

2024年には結成15周年を迎える予定で、アヴちゃんは独特な音楽性と彼女自身の魅力を武器に全国ツアーを予定しています。しかし、ルリちゃんが健康上の理由で活動を休止する中、新たなメンバーの加入も期待されています。女王蜂の今後の動向には多くの注目が集まっており、彼らの音楽とパフォーマンスがさらなる発展を遂げることに期待が寄せられています。

メンバー

• - アヴちゃん（薔薇園アヴ）: ボーカル・ギター担当。独自のセンスで楽曲に深みを与えています。
• - やしちゃん（赤鳥居ヤシ）: ベース担当。アヴちゃんとは中学校時代からの親友です。
• - ひばりくん: ギター担当。2015年に加入し、バンドの重要なメンバーです。

今後も、女王蜂の挑戦や進化から目が離せません。彼らの音楽は多くの人々の心を捉え続けることでしょう。

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