女神のリーブラ

女神のリーブラ

『女神のリーブラ』は、栄羽弥による日本の漫画作品で、『デザート』（講談社）にて2012年5月号から2013年12月号まで連載されました。全17話と番外編2話で構成され、単行本は全4巻が刊行されています。

あらすじ

物語は、母子家庭で育った主人公・結城つみれが、母親の死という悲劇に見舞われるところから始まります。孤独に暮らすことになったつみれでしたが、そこへ母方の祖父の代理人を名乗る弁護士・樋野昂大が現れ、彼女がある資産家の孫娘であることを告げます。突然の事態に戸惑いながらも、つみれは祖父である結城喜八朗に引き取られることになります。

喜八朗は、有名な宝飾店「ジュエリーYUKI」の創設者でした。かつて、つみれの母親である勇子は、政略結婚を拒否したために勘当されていました。結城家での生活は、つみれにとって初めて大人数で食卓を囲むという経験であり、母親を失った寂しさを埋めようと心を躍らせます。しかし、結城家の人々はつみれに冷たく、喜八朗がつみれを引き取ったのは、彼女を大会社スターズホールディングスの御曹司と見合いさせ、業績不振の「ジュエリーYUKI」をスターズと合併させるためだったのです。

登場人物

結城 つみれ
16歳。母親を亡くし、葬儀で自身の出自を知ります。弁護士の樋野に恋心を抱き、祖父の意向で結城家の婿養子を迎えることを求められます。

樋野 昂大
喜八郎の代理人を務める弁護士。

結城 喜八朗
つみれの祖父。「ジュエリーYUKI」の創業者。

結城 勇子
つみれの母親で、喜八朗の長女。政略結婚を拒否し勘当されました。

森本 和嘉子
つみれの親友。

坂巻 奈津子
つみれの親友。

小山 輝美
つみれの友達で、サッカー部員。つみれが唯一気さくに接することができる男子。

結城 古都美
結城家の次女。長男・力也はつみれのクラスメイト。

結城 美与
結城家の三女。

結城 百合子
結城家の四女。新しい事業を始めたいと考えており、後継者問題の早期解決を望んでいます。

星 賢人
スターズ・ホールディングスの御曹司で、つみれの見合い相手。

書誌情報

栄羽弥 『女神のリーブラ』 講談社〈KCデザート〉 全4巻

2012年8月10日発売、ISBN 978-4-06-365703-6
2013年1月11日発売、ISBN 978-4-06-365718-0
2013年6月13日発売、ISBN 978-4-06-365733-3
* 2013年12月13日発売、ISBN 978-4-06-365753-1

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