奴隷解放者

キングズランディング

ジョフリー王の死後、サンサはドントスと共に逃亡を図るが、ベイリッシュによってドントスは殺害される。一方、サーセイはジェイミーにティリオン殺害を依頼するが拒否され、失意の中でジェイミーと関係を持つ。オベリンは、タイウィンにジョフリー暗殺の関与を疑われるが否定し、過去の因縁からタイウィンを責める。そして、ティリオンの裁判で裁判官の一人を務めることになる。牢獄のティリオンは、ポドリックにサンサの失踪と裁判の情報を聞く。ポドリックが騎士の誘いを断ったことを知り、ティリオンはポドリックを危険から逃すため、王都から離れるように促す。

北部

サムは、ホワイト・ウォーカーを倒したことを信じてもらえず、アリザーとジャノスにからかわれる。ジリの安全を案じたサムは、ジリをモウルズ・タウンに送り出す。一方、トアマンド率いる野人たちは村を襲撃し、惨殺。イグリットは、父親を殺した子供のオリーを生き残らせ、黒の城に報告させる。報告を受けたアリザーは、壁を守ることを優先し、ジョンはマンスが10万の軍勢で壁に迫っていることを伝える。さらに、クラスターの砦で起きた反乱者たちが、クラスターの妻たちを犯していることが判明し、ジョンは反乱者討伐を主張する。

ドラゴンストーン

スタニスは、ジョフリーの死をメリサンドルの呪文の成果だとするが、ダヴォスはジェンドリーを逃がしたことを責められる。ダヴォスは、傭兵を雇うためエッソスへの協力を提案するが、スタニスは資金不足を指摘する。シリーンとの会話から、ダヴォスは鉄の銀行からの融資を思いつき、シリーンと共に手紙を書き始める。

リヴァーランド

ハウンドとアリアは、アリンの谷へ向かう途中、農家に滞在する。ハウンドは、報酬と引き換えに農作業を手伝うが、翌朝、アリアの制止を振り切り、農夫から金を奪う。ハウンドは、冬を越せない農夫に金は不要だと冷酷に言い放つ。

狭い海の向こう側

デナーリスの軍勢は、ミーリーンに到着。ミーリーンのチャンピオンとの戦いを前に、ダーリオが選ばれ、見事勝利する。デナーリスは、アスタポアとユンカイでの解放をミーリーンの奴隷たちに語り、自由の象徴として、砕かれた首輪を街に投げ込むよう命じる。


このエピソードでは、各勢力の動向が複雑に絡み合い、物語は新たな局面を迎える。ジョフリーの死を機に、王都では権力闘争が激化し、北部では野人の脅威が迫る。デナーリスは、奴隷解放者としての使命を果たすため、新たな地で戦いを始める。また、ハウンドの冷酷さや、ダヴォスの思慮深さなど、登場人物たちの個性も際立つ回となっている。

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