如月琉

如月 琉（きさらぎ りゅう）

如月琉は青森県大鰐町出身のマジシャンであり、青森県立弘前高等学校を卒業後、早稲田大学の政治経済学部へ進学しました。高校時代からマジシャンとして活動を始め、地元の喫茶店やバーでパフォーマンスを行っていました。大学在学中、東京都内のマジックバーで経験を積みつつ、芸名を「Mika-Ryu（ミカリュウ）」として活動しました。彼のキャリアのスタートを飾ったのは、東京でのある仕事で、最初の客として渡部篤郎と森本レオに出会ったことです。この出来事は後にテレビ番組『ダウンタウンDX』で語られました。

大学における学問よりもマジックに専念したいという想いから、如月は中退し、都内のマジックバーで専属マジシャンとして数年間活動を続けました。しかし、2011年に発生した東日本大震災を契機に、自身の知名度向上のためにメディアへの進出を検討し始めます。2012年には、芸名を如月琉に変更し、さらに道を切り開いていきました。

2014年には、グレープカンパニーのオーディションを通過し、同事務所の初のマジシャンとして所属が決まりました。この事務所を選んだ理由は、先輩コンビであるサンドウィッチマンが震災時に故郷である東北に大きく貢献したことに感銘を受けたためです。彼のマジックは、テレビ出演時に正統派のスタイルを披露した後、ゲストからの「なんで？」という疑問に対して、「それは僕が、如月だからですよ」と答えることで、いつも視聴者を笑わせています。このやりとりが彼のパフォーマンスの一部となっています。

如月のトレードマークは緑色のジャケットで、これは事務所の先輩である富澤たけしからのアドバイスの結果です。緑色のジャケットは、観客に彼を覚えてもらうための手段の一つでもあり、視覚的な印象を残すための工夫と言えるでしょう。

また、2020年には結婚をし、プライベートでも新しい道を歩み始めています。2023年には、落語協会の準会員となり、都内の寄席でも活動を開始しました。その後、同年12月には正式な会員として認められ、五代目鈴々舎馬風の門下として活動を進めています。このように、如月はマジックと落語の両方で独自のスタイルを確立し続けています。

主な出演番組

• - プレミアの巣窟（フジテレビ）
• - ザ・マジックシアター（BSフジ）
• - ウチくる!?（フジテレビ）
• - メレンゲの気持ち（日本テレビ）
• - ダウンタウンDX（日本テレビ）
• - しゃべくり007（日本テレビ）

如月琉はそのユーモアと技巧で多くのファンを魅了し続け、今後のさらなる活躍が期待されます。

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