如水館バンコク

如水館バンコクの概要

如水館バンコク（じょすいかんバンコク）は、タイ王国のバンコク・ミンブリー区にある日系のインターナショナル・スクールです。この学校は、タイで4万人以上の日本人が居住する中で、日本の高校教育が不足しているという現状を受けて設立されました。その主な目的は、「日本人教員が提供する日本語を用いた、日本の教育カリキュラムに準じた授業目標を達成する」ということです。また、海外で生活する日本人の家族が安心して教育を受けられる環境を整えることも重視しています。

教育の特徴

如水館バンコクでは、日本の大学進学に備えた授業が行われており、特に如水館高等学校の特進コースに準じたカリキュラムが特徴です。授業には、日本語だけでなく、英語やタイ語・タイ文化に関する教育も充実しており、広範な言語スキルを磨くことができます。特に高等部では、母語話者によるタイ語の授業が全学年で週に1回行われており、高校1年生では「タイ文化」の授業も導入されています。

また、全学年で英会話の授業が毎日行われており、特に文化を体験しながら学ぶことを重視しています。これは、海外生活をより豊かなものにするための取り組みです。

沿革

如水館バンコクは2008年に、当初はYouth Exchange Schoolの一部として日本人クラスをスタートしました。その後、同年11月に学校は新たな校舎を取得し、インターナショナルスクールとして独自の運営を開始しました。そして2012年には、如水館バンコク高等部が在外教育機関として正式に認可されました。

行事・活動

如水館バンコクでは、年間を通じてさまざまな行事が行われています。特に注目されるのが文化祭「水華祭」で、6月に開催され、各学年ごとに展示や舞台発表が行われます。このイベントでは、生徒たちがクラスや部活動で協力し、準備を進めます。

また、12月には体育祭も行われ、競技はバスケットボールやバレーボールなど基本的なスポーツから、ユニークな種目まで多岐に渡ります。生徒会がメンバーを振り分け、得点を争い、上位チームには表彰が行われます。さらに、年に2、3回開催されるボランティア活動もあり、地域社会への貢献を目指しています。

建学の精神と教育方針

如水館バンコクの建学の精神は「水の如くなくてはならない人になれ」です。この理念に基づいて、生徒たちが自ら考え行動する能力を養うための教育が行われています。教育方針は特色を持たせ、全ての生徒がタイや日本の文化に触れつつ、成長できる環境を提供しています。これにより、将来様々な分野で活躍する人材を育てることが目的です。

結論

如水館バンコクは、海外在住の日本人にとって重要な教育機関であり、日々進化を続けています。子供たちに質の高い教育を提供しながら、文化的な交流も進めています。日本とタイをつなぐ架け橋となるような存在を目指しています。

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