妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊:妖怪たちの活躍を描くスピンオフ作品
2015年7月11日、
レベルファイブより
ニンテンドー3DS向けに発売された『
妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』は、人気シリーズ『
妖怪ウォッチ』の
スピンオフ作品として注目を集めました。シリーズ作品である『
妖怪ウォッチ2』に収録されていたミニゲーム「
妖怪ウォッチバスターズ」を独立させたもので、シリーズ初の試みとして、オンラインマルチプレイにも対応しています。
本作は、映画『
ゴーストバスターズ』を
オマージュした設定が特徴です。プレイヤーは妖怪たちを操作し、「バスターズ」チームの一員として、妖魔界で暗躍する様々なボス妖怪たちと戦います。登場キャラクターは妖怪のみで、人間は登場しません。
ウィスパーとジバニャン、そして個性豊かなバスターズチーム
ストーリーでは、普段はケータと共に暮らすウィスパーと
ジバニャンが、他の妖怪たちと共に「バスターズ」として活動していることが明らかになります。しかし、彼らの実績は芳しくなく、「落ちこぼれバスターズチーム」と揶揄される始末。そんな彼らを最強のチームへと鍛え上げるべく、ブリー隊長が彼らの前に現れます。
多様なミッションと奥深いゲームシステム
ゲームは、本部から提供されるミッションをクリアしていくことで物語が進んでいきます。ミッションは妖怪を倒すだけでなく、妖怪を救助したり、アイテムを集めたりと多岐に渡ります。また、ストーリー進行に関係のないサブミッションも存在し、やり込み要素も充実しています。
ゲームシステムには、アタッカー、タンク、ヒーラー、レンジャーといった、それぞれの妖怪が持つ役割が重要な要素となっています。それぞれの役割に特化した妖怪を編成し、チームとして戦略を立てることが勝利への鍵となります。
バトルシステムは、最大4体の妖怪でチームを編成し、ミッションに挑みます。プレイヤーは1体の妖怪を操作し、残りの3体はAIまたは他のプレイヤーが操作します。バトルやガシャなどで獲得した「Bメダル」を使って、新たな妖怪を仲間にすることができます。
妖怪の育成には、「鬼玉」を使用します。「鬼玉」を投下することでレベルアップや進化を行い、能力値を強化できます。レベルの最大値は99で、能力値には個体差があります。
多彩なゲームモード
ゲームには、メインストーリーモード、パトロールモード、ビックボスモードの3つのモードがあります。メインストーリーモードでは、ミッションをクリアしながら物語を進めていきます。パトロールモードでは、自由にマップを探索し、新たな妖怪と出会うことができます。ビックボスモードでは、メインストーリーで倒したボスと再戦できます。難易度も用意されているため、何度でも挑戦できます。
無料追加更新データである『月兎組』では、新たなモード「真チャレンジミッション」が追加されました。このモードでは、制限時間内に鬼玉を集める「鬼玉あつめ」と、ボスをいかに速く倒せるかを競う「タイムアタック」の2つのチャレンジに挑戦できます。また、『鉄鬼軍』との連動要素も追加され、アーケード版との連携を楽しむことができます。
通信システムとデータ引き継ぎ
ローカル通信やインターネット通信による協力プレイに対応しており、ミッションやビックボス、パトロールなどで協力して攻略できます。また、すれちがい通信による対戦も可能です。さらに、『赤猫団』『白犬隊』からのデータ引き継ぎにも対応しており、セーブデータを引き継いでプレイできます。ただし、引き継ぎはセーブデータ1つにつき回数制限があります。
多くの妖怪と個性豊かなキャラクター
ゲームには、『
妖怪ウォッチ2』までの全妖怪に加え、今作オリジナルの妖怪が登場します。また、USAピョンやエンマ大王といった、シリーズ初登場の妖怪もいます。ウィスパー、
ジバニャン、コマさん、ムリカベ、砂夫、ヒキコウモリといった個性豊かなバスターズチームメンバーに加え、ブリー隊長やナメクジ軍曹といった、魅力的なキャラクターたちがゲームを彩ります。
音楽
主題歌は
キング・クリームソーダが担当し、オープニングテーマはバージョンごとに異なる楽曲が使用されています。「止まらない赤」(赤猫団)、「白いイカクウカ」(白犬隊)、「Shake Shake 黄金のシャケ」(月兎組)と、それぞれに合った楽曲が制作され、ゲームの世界観を盛り上げています。エンディングテーマは
コトリ with ステッチバードが担当する「
宇宙ダンス!」です。
『
妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』は、シリーズファンはもちろん、初めて『
妖怪ウォッチ』に触れるプレイヤーにとっても、楽しめる魅力的な作品です。多様なゲームモード、やり込み要素、そして個性豊かなキャラクターたちが、プレイヤーを妖怪ワールドへと誘います。