妹ガンダム

妹ガンダム

『妹ガンダム』は、徳光康之が描くギャグ漫画で、雑誌「ガンダムエース」に連載されていました。この作品はアニメ『機動戦士ガンダム』を題材にしており、特に初代ガンダムに由来するキャラクターやストーリーが特徴的です。キャッチコピーは「新感覚妹萌え格闘ギャグ漫画」で、ユニークな要素が満載です。

概要

本作は、自らをジオン空手の継承者として名乗る主人公・月蔵奈打が、自分より強く、同じくジオンを愛する相手を求め、怪人たちと戦いを繰り広げるというストーリーです。戦闘においては様々な攻撃が展開される中、登場人物や技名はガンダム作品のパロディやダジャレが多用されています。また、作者が萌えキャラクターを中心とした作品を手がけたことは珍しく、萌え表現に関しては極端でぎこちないものが多いことも本作の特色と言えるでしょう。

あらすじ

現代の舞台において、妹の月蔵奈打は、未来の宇宙世紀でガンダムを打倒しジオンの勝利を収めるために、自らの力を試す旅に出ます。彼女は、新たな兄であり同士となるべき人物を見つけるべく戦い続けます。

主な登場人物

月蔵奈打

ジオン空手の二代目継承者。強さと仲間愛を求め、ジオンの未来を考えている。様々な技を持ち、独自の戦術で敵に立ち向かいます。

木槍保留二亜

ツインテールの少女で、お兄ちゃんへの思いから強力なスキルを習得するなど、ガンダムごっこに励む姿が見どころ。友情とライバル関係を築く複雑な存在です。

ガンダムシスター

本作の中心人物。メイド服を身にまとい、ガンダムのパーツを取り入れた技を持つ。この独特のキャラクターが物語をさらに引き立てています。

ガンダムマン78

ガンダム星に住むガンダム星人の生き残りで、シスターの兄。奈打との戦いが物語の展開に重要な役割を果たします。

モーちゃん

不思議なパンダの存在。現れた時には場面が一変し、登場人物たちの戦意を削ぐ可愛さが持ち味です。

神イグサ

神のような存在で、全世界をガンダムに変える力を持つ。最終局面で最強の敵として登場し、物語に緊張感をもたらします。

単行本情報

『妹ガンダム』は全2巻が刊行され、その内容にはユーモアあふれるストーリーと多彩なキャラクターが詰まっています。ガンダムファンを楽しませる要素が盛り込まれており、特に初期のガンダム作品に愛着を持つ読者にとってはたまらない作品です。ISBNは以下の通りです。

• - 第1巻 ISBN 4-04-713892-4
• - 第2巻 ISBN 4-04-715078-9

この作品は、ガンダムの宇宙を舞台にした新たな視点のギャグ漫画として、楽しむことができるでしょう。

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