姫路市立津田小学校

姫路市立津田小学校について

姫路市立津田小学校は、兵庫県姫路市飾磨区今在家三丁目にある公立の小学校です。1873年に創立されたこの学校は、長い歴史を抱えつつも、その過程で幾度かの変遷を経ました。1933年に姫路市立飾磨小学校に合併された後、1972年に再び分離し、現在の津田小学校として開校しました。2020年のデータによれば、在籍している生徒数は763人で、近年は少子化の影響から生徒数が減少しています。

沿革

旧津田小学校の沿革

旧津田小学校は1873年に、今在家村に明倫小学校と、構村に榮續小学校が開校されたことに始まります。1891年に両校は統合され、津田尋常小学校となりました。その後、1901年には新しい校舎が落成し、1914年に高等科が併設され、津田尋常高等小学校と改称されました。しかし、1933年には飾磨郡津田村が飾磨町に編入された結果、飾磨尋常高等小学校に合併され、この時点で旧津田小学校は廃校となりました。

津田小学校の沿革

1971年7月、津田小学校（初めは仮称の飾磨第二小学校）としての新しい校舎が竣工し、同年10月には開校事務が始まりました。1972年3月、姫路市立飾磨小学校から分離して正式に姫路市立津田小学校が開校しました。その後、同年8月には学校プールが完成し、1973年には屋内運動場が整備されました。

学校の発展は続き、1974年には教室が6つ増築され、1978年にはクラブハウス、1979年には管理棟が完成しました。1981年には開校10周年を記念する式典が行われ、1988年の南北校舎間の渡り廊下の設置と南校舎の改修後、さらに活動の場が広がりました。

1991年には20周年の記念式典が挙行され、アスレチック施設も設けられました。2001年には30周年、2011年には40周年記念式典が行われ、長きにわたる歴史が祝われました。最近では、2011年から2013年にかけて耐震工事が実施され、さらなる安全性に配慮がなされています。2015年には体育館の耐震工事が施され、2016年には管理棟の大規模改修も行われました。

学校環境も現代に合わせて整っており、2018年には南校舎にエレベーターが設置され、2019年には教室にエアコンも設置されました。

通学区域

津田小学校の通学区域には、姫路市飾磨区の今在家、加茂、蓼野町、構などが含まれています。卒業生はほとんどが姫路市立飾磨西中学校に進学するため、地域の教育の重要な一部となっています。

併設施設と周辺の施設

また、姫路市立津田幼稚園が併設されており、地域の教育の一環を形成しています。周辺には津田天満神社や姫路今在家郵便局があり、地域コミュニティも活発です。アクセスも良好で、公共交通機関を利用すれば、山陽電鉄網干線の西飾磨駅から600メートル、姫路市営バスの構バス停からは200メートルと、通いやすい位置にあります。

著名な出身者

この学校からは、シンガーソングライターの種浦マサオ氏やサッカー選手の増川隆洋氏など、著名な出身者も輩出されています。

近隣学校

他にも、姫路市立広畑第二小学校や姫路市立英賀保小学校、姫路市立荒川小学校、姫路市立手柄小学校、姫路市立飾磨小学校など、周辺には幾つかの学校があります。

津田小学校は、地域社会と密接に連携しながら、今後も地域に根ざした教育を続けていくことが期待されています。

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