姿憲子

姿憲子（すがた のりこ）

姿憲子（本名：小出 憲子、1946年10月16日 - ）は、日本の演歌歌手です。東京都新宿区神楽坂出身。

経歴

大妻女子大学中退後、1965年にテイチクから「浦島みつ子」の芸名でデビュー。「ベトナム哀歌」をリリースするも、ヒットには恵まれませんでした。その後は、キャバレー Singerとして全国を巡業し、歌唱力と美貌を磨きました。

1970年、日本テレビのテレビ映画『姿三四郎』の主題歌歌手に抜擢され、芸名を「姿憲子」に改名。主題歌「姿三四郎」は、100万枚を突破する大ヒットとなり、彼女の名前は一躍全国に知れ渡りました。

「姿三四郎」のヒット後も、「男縦横十文字」「闘魂」などのヒット曲を連発。“柔道三部作”として人気を博しました。また、金鳥蚊取り線香のCMソング「死んでもらいます」も話題となりました。

しかし、その後はヒットに恵まれず、低迷期を迎えます。1984年、「浪花節だよ人生は」が競作ブームに乗り、再び脚光を浴びました。1987年には「姿のり子」に改名し、「よさこい漁港」をリリース。1990年には、テレビドラマ『泣きっ面に姑』の主題歌「花ざかり」がヒットしました。

1992年、「くちべに水仙」で日本レコード大賞の最優秀歌唱賞候補に選ばれ、1993年には「夫婦有情 浪曲「壺坂霊験記」入り」で新たな歌の道を歩みましたが、病に倒れ、一時活動を休止。

その後、病気を克服し、再び「姿憲子」として活動を再開。2004年には新宿コマ劇場で40周年記念リサイタルを開催し、成功を収めました。現在も、各地でのショーやコンサートで活躍しています。

中国での人気

「姿三四郎」は、中国でも1980年代に大ブレイクしました。ドラマの人気とともに主題歌も大流行し、「中国で知られている日本の歌」として、「四季の歌」「昴」「北国の春」と並ぶほどのヒット曲となりました。中国の観光地の店名に「三四郎」が多いのは、この曲の影響によるものです。

ディスコグラフィー

ベトナム哀歌（1965年、浦島みつ子名義）
姿三四郎（1970年、姿憲子名義）
男縦横十文字（1970年）
闘魂（1970年）
浪花節だよ人生は（1984年）
花ざかり（1990年、はなちゃんのりちゃん名義）
くちべに水仙（1992年、姿のり子名義）
夫婦有情（浪曲「壺坂霊験記」入り）（1993年、姿のり子名義）
盃にっぽん(1999年)
夢咲海峡(1999年)

出演

NHK歌謡コンサート
名曲ベストヒット歌謡
サブちゃんと歌仲間
木曜8時のコンサート〜夏祭りにっぽんの歌〜

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