子門真人

子門 真人について

プロフィール

子門 真人（しもん まさと、生年1944年）は、東京都目黒区出身の元歌手および音楽プロデューサーです。彼の本名は藤川 正治（ふじかわ まさはる）で、過去には藤 浩一や谷 あきらといった芸名でも知られています。玉川大学で英米文学を学び、その後音楽の道に進みます。

音楽活動の始まり

1966年、子門は藤 浩一の名義で歌謡曲歌手としてデビューします。デビュー曲「故郷の悲しき星/涙のギター」は1万枚を売り上げ成功を収めますが、続く作品がヒットせず、1年半ほどで音楽活動を休止します。その後、フジ音楽出版に入社し、スタジオヴォーカリストとして活動を続けながら、様々な楽曲を提供しました。

代表曲と人気

1971年に放送された特撮ドラマ『仮面ライダー』の主題歌「レッツゴー!! ライダーキック」を担当し、この曲のEP盤は130万枚を超える大ヒットを記録しました。以降、子門は数多くのアニメソングや特撮テーマ曲をリリースし、音楽ファンに強い印象を残しました。アニメソングの御三家として、水木一郎やささきいさおと並び称されています。

さらなる挑戦

1972年には円谷音楽出版で楽曲管理の総責任者となり、特撮ドラマの主題歌も多く手がけました。1975年には『ひらけ!ポンキッキ』の中で歌われた「およげ!たいやきくん」が、オリコンチャートで初登場1位を記録し、11週間連続1位を保持しました。この曲は、彼の代表作となり、子門の名を広める要因となりました。この成功を機にテレビ出演も増え、彼のトレードマークであるアフロヘアと眼鏡姿が認知されるようになりました。

転機と引退

1980年に西友ファミリー劇場で主演ミュージカルを務めた後、1982年にSPNに入社し音楽業界から離れます。1986年には芸能界に復帰し、再び音楽活動を再開しました。再出発後も多くの楽曲を発表し、1987年には「はたらくくるま2」や『マシンロボ クロノスの大逆襲』の主題歌などがヒットしました。

最後の活動

1993年には再度引退し、その後は公の場に姿を現すことがなくなりました。1995年にテレビ番組への出演依頼がありましたが、本人の意思により断ったと言われています。テレビでの露出は2019年まで無く、彼の消息が謎に包まれた状態が続きました。

エピソード

子門は聖公会のクリスチャンであり、芸名にも宗教的な趣旨が込められています。また、アマチュア無線の資格も持ち、肝臓の入院をきっかけに関連資格を取得しました。歌手活動は副業と位置づけ、さまざまなレコード会社で作品をリリースしており、異なる名前で楽曲を発表してきたことも特徴です。代表的な名前に藤 浩一、谷 あきらなどがあり、アニメや特撮音楽の分野において幅広い楽曲提供を行っています。

まとめ

子門 真人は日本の音楽界に多大な影響を与えたアーティストであり、その楽曲は今でも多くの人々に親しまれています。彼の音楽はアニメや特撮の世代を超え、子供から大人まで楽しめる内容となっています。

もう一度検索