宇佐美晃三

宇佐美 晃三

宇佐美 晃三（うさみ こうぞう）氏は、1954年9月30日生まれの日本の政治家です。岐阜県揖斐郡大野町の町長として、現在（2022年以降）四期目を務めています。

初期経歴と政治への転身

宇佐美氏は岐阜工業高等専門学校の建築学科を卒業後、建築設計事務所の代表として活動していました。地域社会に深く関わる中で政治への志を抱き、新たな道を歩み始めます。

2007年4月17日に告示され、同月22日に投票が行われた大野町議会議員選挙に立候補し、初当選を果たしました。以後、一期にわたり町議会で活動し、町政の現場で経験を積みました。

町長選挙への挑戦と複数期の当選

町議会議員としての経験を経て、宇佐美氏はさらに広い立場で地域に貢献することを決意します。2010年2月16日に告示、同月21日に投票が実施された大野町長選挙に無所属で立候補しました。この選挙では、同じく無所属で新人の飯沼信彦氏との一対一の争いとなりました。当日の有権者数は不明ですが、最終的な投票率は62.34%を記録し、前回の町長選挙より5.91ポイント高い結果となりました。激戦を制した宇佐美氏はこの選挙で初めて大野町長に就任しました。

町政を担って一期目を終え、迎えた2014年2月4日告示の町長選挙では、前回争った飯沼信彦氏が再び立候補の届け出を行いましたが、同日中に立候補を取り下げました。これにより、宇佐美氏以外に立候補者が現れず、無投票で二期目の当選を果たしました。

三期目を目指した2018年2月13日告示、同月18日投票の町長選挙では、再び飯沼信彦氏との選挙戦となりました。この選挙の当日有権者数は18,931人でしたが、最終投票率は42.26%となり、前回（2010年）の選挙から20.08ポイントも大きく低下しました。厳しい状況の中、宇佐美氏は再選を果たし、三期目の町政運営に入りました。

そして、四期目を目指した2022年2月8日告示の町長選挙では、他に立候補を届け出る者がありませんでした。これにより、宇佐美晃三氏は無投票で四期目の当選を果たし、現在に至るまで大野町の首長として地域社会の発展に尽力しています。

建築分野から地域政治へと転身し、町議会議員を経て町長として四期を務める宇佐美氏は、選挙戦での勝利と無投票当選の両方を経験しながら、大野町の重要な市政運営を長く担っています。

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