宇和島市立吉田病院

宇和島市立吉田病院の概要

宇和島市立吉田病院（うわじましりつよしだびょういん）は、愛媛県宇和島市の吉田町に位置する公立の病院です。この病院は地域の医療ニーズに応えるために設立され、数多くの医療サービスを提供しています。長い歴史と地域社会との密接な関係を築き上げてきたこの病院の沿革を見てみましょう。

沿革

宇和島市立吉田病院の起源は1921年にさかのぼります。吉田町外の5つの村からなる衛生組合が「吉田病院」を創立しました。1953年には准看護婦養成所が設立され、次の年には結核病棟が落成しました。その後、1954年に病院は公立吉田病院と改称され、1955年には町村合併を受けて町立吉田病院に改名、さらにその年に国民健康保険直営病院としても機能を開始しました。

1981年には病院の増改築が完了し、一般病床126床、結核病床20床という体制が整いました。この年、町立吉田総合病院に改称され、地域医療の質の向上が図られました。1986年にはリハビリ棟が完成し、リハビリテーション部門も強化されました。その後、1987年に結核病床が廃止され、一般病床は144床に増加しました。

1988年には全国自治体優良病院として表彰を受け、1991年には老人保健施設「オレンジ荘」を併設しました。また、1999年と2000年には施設の工事が行われ、療養型病床群の整備が進みました。

さらに2005年8月には1市3町の合併に伴い、宇和島市立吉田病院と改称され、2020年には一般病床52床（地域包括ケア病床20床を含む）と療養病床48床に再編されました。このように、宇和島市立吉田病院はその時代に合わせて変化を続けてきました。

診療科目

宇和島市立吉田病院では、以下の診療科目が提供されています。

• - 内科
• - 循環器科
• - 外科
• - 眼科
• - 耳鼻咽喉科
• - 放射線科
• - 麻酔科
• - リハビリテーション科

なお、小児科と泌尿器科は現在休診中です。

結びに

宇和島市立吉田病院は、地域の健康を支える重要な医療機関としての役割を果たし続けています。長い歴史を持ちながらも、常に最新の医療サービスを提供できるよう、努力しています。今後も地域住民にとって不可欠な存在として、地域医療の向上に貢献していくことでしょう。さらなる発展と医療サービスの充実が期待されます。

もう一度検索