宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』は、2021年10月8日に公開された日本のアニメ映画です。この作品は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』から始まったリメイク版アニメシリーズの一環で、前作『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の続編にあたります。リメイク版としては6作目に位置し、シリーズ全体では20作目となります。

概要

本作の公開は、当初2020年秋と予定されていましたが、作成途中で新型コロナウイルスの影響により2021年6月11日に延期。その後、さらなる影響を受けて、最終的に10月の公開となりました。予告編に先立って、本編の冒頭部分が特別上映されるなどのプロモーションも実施され、ファンの期待感を高めました。映画は「前章 -TAKE OFF-」と「後章 -STASHA-」の2章構成で、新たな要素と追加キャラクターが盛り込まれており、リメイク版ヤマトシリーズの集大成と言える作品に仕上がっています。

ストーリーの舞台背景

物語は、移住先の惑星を探し続けるガミラス民族のアベルト・デスラーが、突如としてボラー連邦の圧政下での惑星ガルマンを発見することから始まります。ガミラス星の存続が危ぶまれる中、彼は星を解放すべく立ち上がりますが、一方で地球は第65護衛隊を編成し、宇宙戦艦ヤマトを旗艦として平和使節団を派遣する任務に就きます。

ヤマトの新しい乗組員には、過去に負った傷を抱えた土門竜介が含まれており、彼は自身の憎しみを胸にヤマトに乗り込むことに。物語は彼と古代進の葛藤を軸に進行していきます。ガミラスでは突如現れた謎の勢力デザリアムの襲撃を受け、ガミラスの人々が窮地に立たされる中、ヤマト隊の艦が加わり、激しい戦闘が繰り広げられます。

主要キャラクター

本作には、数多くのキャラクターが登場します。古代進は艦長に昇進し、彼自身の過去の行動に苦悩しながら仲間を導いていきます。森雪は補給母艦アスカの艦長として、引き続き古代を支える存在です。また、土門竜介は新たな仲間として活躍しますが、彼の背負った過去が物語の重要な要素となります。

ガミラスでは、元総統・デスラーが中心となり、移民政策を推進しつつ、彼の感情が物語に深みを持たせています。対するボラー連邦やデザリアムといった新たな敵が、物語を複雑にし、登場人物たちの行動に影響をもたらします。

音楽と映像

音楽は宮川彬良と宮川泰が担当し、作品の雰囲気を一層引き立てています。本作のオープニングテーマ「宇宙戦艦ヤマト」は、長年愛されてきた名曲のひとつで、BDやDVDでの人気も高いです。また、エンディングテーマ「愛は今も光」も感動的で、多くの観客の心に残る作品となりました。

テレビ放送と続編

映画の劇場公開から約2年後にはテレビ放送が開始される予定で、シリーズファンにとって更なる希望が広がります。2024年に公開予定の続編『ヤマトよ永遠に REBEL3199』では、本作の物語がどのように展開されるのか期待が高まります。

このように『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』は、壮大な宇宙を背景にした物語と、深いキャラクター描写、魅力的な音楽が融合した、視聴者に強い印象を残す作品です。

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