宇都宮市立鬼怒中学校

宇都宮市立鬼怒中学校（うつのみやしりつきぬちゅうがっこう）は、栃木県宇都宮市平出町に所在する公立中学校です。

沿革

本校は1981年（昭和56年）4月1日に開校しました。創立当初は2年生293名、1年生310名の生徒を迎えました。開校後、4月28日に校章、7月6日に校歌、8月6日には校旗がそれぞれ制定されました。

教育体制の拡充として、1984年（昭和59年）4月1日には特殊学級が開設されました。

学校の歴史の中で、運動部の活躍は特筆されます。1986年（昭和61年）には全国中学校水泳競技大会で優勝、全国中学校バドミントン大会では準優勝を果たしました。翌1987年（昭和62年）には、全国中学校水泳競技大会のバタフライ種目で優勝という栄誉に輝いています。さらに1988年（昭和63年）にも、全国中学校バドミントン大会で再び準優勝となりました。

施設の改善や制度変更も進められています。1993年（平成5年）4月には新しい制服が導入されました。1999年（平成11年）4月からは、学校給食の提供方式が民間委託へと移行しました。

近年も部活動の活躍は続いており、2012年（平成24年）8月には陸上競技部、2013年（平成25年）2月にはスキー部がそれぞれ全国大会へ出場しました。特に弓道部は目覚ましい成果を上げており、2018年（平成30年）には全国中学生弓道大会で男子団体が初優勝を飾りました。さらに2023年（令和5年）の同大会では、女子団体が3位に入賞しています。

創立40周年を迎えた2020年（令和2年）には、記念事業として中庭のリニューアルが行われました。

部活動

本校では、生徒の多様な興味・関心に応えるため、様々な部活動が活動しています。運動部としては、野球部、サッカー部、陸上競技部、ソフトテニス部、バスケットボール部、バドミントン部、バレーボール部、卓球部、剣道部、弓道部が設置されています。特に弓道部は全国大会での優勝・入賞実績を持つ強豪です。

生徒会活動

生徒会活動は、生徒の自治的な活動を推進し、学校生活の向上に貢献しています。生徒会組織には、生活委員会、給食委員会、保健委員会、広報委員会、学芸委員会、美化委員会、学年委員会といった専門委員会があります。加えて、特定の目的を持つ特別委員会も存在します。

- 生徒会誌編集委員会: 毎年発行される生徒会誌「鬼怒の流れ」の企画・編集を担当します。
- 選挙管理委員会: 生徒会役員選挙の運営を行います。

制服

本校の制服は、紺色のブレザーを基調としています。特筆すべき点として、多様な生徒のニーズに応えるため、2021年（令和3年）4月からは性の多様性に対応し、女子生徒もスラックスを選択して着用することが可能となりました。

- 夏服: 6月から9月にかけて着用します。男子は半袖ワイシャツに夏用ズボン、女子は半袖ブラウスにスカートまたはスラックスを着用します。
- 冬服: 10月から5月にかけて着用します。男子はブレザー、長袖ワイシャツに冬用ズボン、女子はブレザー、長袖ブラウスにスカートまたはスラックスを着用します。冬服の期間中は、防寒のためウィンドブレーカーやVネックのセーターをブレザーの中に着用することが許可されています。

ジャージは、2015年（平成27年度）にデザインが一新され、現在はYONEX製の紺色のものを採用しています。デザイン変更以前は、男子が青色、女子が緑色のジャージを使用していました。

通学区域

宇都宮市内の以下の町域が主な通学区域となります。

- 上野町
- 下平出町
- 東町
- 平出町の一部
- 平出工業団地の一部
- 御幸町
- 御幸本町
- 御幸ケ原町
- 柳田町

これらの通学区域内にある小学校は、宇都宮市立御幸小学校、宇都宮市立御幸が原小学校、宇都宮市立平石中央小学校、宇都宮市立平石北小学校です。

交通

JR宇都宮駅からは、関東自動車の「柳田車庫行」バスに乗車し、「雷電神社前」バス停で下車すると、徒歩約5分で学校に到着します。

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