宇野史織

宇野 史織

選手概要

大阪府出身のハンドボール選手、宇野 史織（うの しおり）は、1995年4月18日にこの世に生を受けた。国内女子ハンドボールの最高峰リーグである日本ハンドボールリーグに所属しており、HC名古屋の一員として競技生活を送っている。

経歴

宇野史織のハンドボール選手としてのキャリアは、大阪教育大学在学中に大きく花開いた。大学時代には、将来を嘱望される若手選手が集結するU-22日本代表チームの一員として、2014年に開催された第2回U-22東アジア選手権に出場する経験を得た。これは、彼女が国際的な舞台でその才能を示す最初の機会となった。

学生個人としても輝かしい成績を残している。2015年の西日本学生ハンドボール選手権大会では、その優れたプレーが評価され、優秀選手賞を受賞。大学屈指の選手であることを証明した。さらに、大学での競技生活の集大成となる2017年には、日本の学生ハンドボール界で最も権威ある大会である全日本学生ハンドボール選手権大会（通称「インカレ」）においても再び優秀選手賞に輝き、学生トップレベルの選手としての地位を確固たるものとした。これらの大学での実績は、彼女がプロの舞台へと進むための確かな足がかりとなった。

大学卒業後の2018年、宇野史織は国内最高峰リーグである日本ハンドボールリーグに参戦するHC名古屋へ加入。プロフェッショナル選手としての新たな一歩を踏み出した。HC名古屋の一員として、国内トップリーグの舞台で日々、技術と精神を磨き、チームの勝利に貢献すべく奮闘している。

記録

日本ハンドボールリーグにおける宇野史織選手の記録としては、プロキャリア初期に印象的な一歩を刻んでいる。2018年9月24日に行われた飛騨高山ブラックブルズ岐阜との対戦（試合会場は下呂交流会館）において、日本ハンドボールリーグ公式戦における自身初のフィールドゴールでの得点を記録した。これは、フィールドプレーヤーとしてリーグ戦で初めて得点を挙げた瞬間であり、彼女のリーグでの活動における重要な記録の一つと言える。HC名古屋に加入して以来、背番号19番を継続して着用している（2018年シーズンより）。

代表歴

学生時代の経歴でも触れたが、宇野史織は日本のナショナルチームでの活動経験も有している。具体的には、2014年にU-22日本代表に選出され、その年に開催されたU-22東アジア選手権に出場した。この代表経験は、若い頃から高いレベルでのプレーに触れる機会を与え、彼女のハンドボール選手としての成長に大きな影響を与えたと考えられる。

宇野史織は、学生時代から培ってきた確かな実力と、日本ハンドボールリーグでの経験を重ねることで、選手としてさらなる高みを目指している。HC名古屋の選手として、今後のリーグ戦での活躍、そして将来的にはフル代表など、より大きな舞台での活躍も期待される選手である。彼女の今後のハンドボールキャリアから目が離せない。

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