守れ!しゅごまる

守れ！しゅごまる：10歳ボディーガードの奮闘記

伊原大貴氏による漫画作品『守れ！しゅごまる』は、2021年から2022年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された人気作品です。謎の暗殺者「スカル」に狙われる王城財閥の跡取り娘、さなぎ。彼女を守るため、10歳の少年・鉄虎守護丸（通称：しゅごまる）がボディーガードとして奮闘します。

あらすじ：ハチャメチャな護衛

物語は、さなぎへの暗殺計画発覚から始まります。さなぎを守るため、鉄虎家当主の孫であるしゅごまるが、ボディーガードとして王城家にやってきます。しかし、しゅごまるは少々変わっています。いきなり手榴弾でハチを駆除したり、さなぎの安全を確保するために、家の屋根を破壊したり、通う高校の校舎を真っ二つにしたりと、その行動は常に過剰で、さなぎを振り回すことになります。

主要登場人物：個性豊かな面々

鉄虎守護丸（しゅごまる）：主人公。10歳にして驚異的な身体能力と戦闘能力を持つ、真面目で忠誠心の強い少年。幼少期から厳しい訓練を受けており、さなぎを守ることに全てを捧げています。両親は毒殺されたという過去を持ちます。

王城さなぎ：王城財閥の跡取り娘。15歳の清楚でしとやかな少女。しかし、しゅごまるの突拍子もない行動に振り回され、常にハラハラドキドキの毎日を過ごしています。内心では、しゅごまるへの信頼と友情のような感情を抱き始めます。

小福：さなぎのクラスメイトで、バレーボール部のメンバー。様々な知識に精通する「女神」的存在ですが、実はスカル研究室の副室長という驚きの顔を持っています。

その他にも、さなぎに想いを寄せる蛇原輝輝、しゅごまるが作った護衛ロボットのスラッシュ滝沢、さなぎの執事で最強さなぎ団を結成するじいや、そして、様々な暗殺者や謎の人物たちが物語を彩ります。 しゅごまるの同級生で結成された最強さなぎ団のメンバーである鋼鼠、愛樹、硯も重要な役割を果たします。また、鉄虎家の兄弟たちも物語に絡んできます。

物語の展開：静岡を舞台に

物語の舞台は静岡県。第14話で明らかになったこの舞台設定は、作品に独特の雰囲気を与えています。また、23話以降のエピソードタイトルには必ず「しゅごまる」、24話と25話には「さなぎ」、最終話には「小福」という名前が付けられており、物語の軸となるキャラクターを強調しています。

敵対勢力：スカルと5Call

さなぎを狙う暗殺組織「スカル」は、物語の中心的な敵対勢力です。その正体は物語終盤で明らかになります。「5Call」という組織も登場し、最初はスカルと思われていましたが、別の存在であることが判明します。様々な暗殺者たちが、それぞれ独自の能力と個性でしゅごまるの前に立ちはだかります。その中には、元暗殺者で後に仲間となる藤井明芽や葵立彦も含まれます。

その他のキャラクター

物語には、さなぎの幼馴染である黒条院霧衣、筋肉増強児の薫、そして、他の漫画作品からのゲストキャラクターである治療の神ディアン・ケト、HIKAKIN、マグ=メヌエク、ナプターク、ウーネラスなどが登場し、物語に彩りを添えます。

まとめ：笑いと感動のアクションコメディ

『守れ！しゅごまる』は、10歳の少年の奮闘と、彼を取り巻く個性豊かなキャラクターたち、そして予測不能な展開が魅力の、笑いと感動が詰まった作品です。コミックス全3巻で、その物語の全てを楽しむことができます。 さなぎを守り抜くしゅごまるの活躍と、彼を取り巻く人々の絆、そして意外な真実が明らかになる、衝撃の結末まで、目が離せない作品です。

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