守屋都弥

守屋 都弥（もりや みやび）

守屋都弥は1996年8月22日生まれ、奈良県北葛城郡上牧町出身の女子サッカー選手です。彼女はINAC神戸レオネッサに所属しており、日本女子代表としても活躍しています。ポジションは主にミッドフィールダーやディフェンダーです。

経歴

ユース時代

奈良県で生まれ育った守屋は、地元のサッカーチーム「エントラーダSC」や「奈良葛城ガールズ」で基礎を学びました。2009年にはJFAアカデミー福島に4期生として入校し、サッカーの技術を磨きました。在学中の高校2年時には、ヨーロッパへの短期留学プログラムに参加し、当時ドイツ女子ブンデスリーガの1.FFCフランクフルトで実体験を積む機会を得ました。

シニアキャリア

2015年、JFAアカデミー福島を卒業し、INAC神戸レオネッサに加入しました。翌年の2016年、背番号を21から23に変更し、同年3月26日のなでしこリーグ公式戦で初出場を果たします。さらに、9月24日の浦和レッズレディース戦ではリーグ初得点を記録し、勝利に貢献しました。2017年シーズンからは背番号を2番に変更し、センターバックとしての役割に専念しました。

2018年6月には重要な試合で負傷し、右膝の前十字靭帯を損傷することとなり、約一年間のリハビリを余儀なくされました。しかし、2019年5月には伊賀FCくノ一戦で復帰し、回復した姿をファンに見せました。

2022年にはチームの戦術変更によりウイングバックとして新たな役割を担い、持久力とスピードを生かし、リーグ内で一流の選手へと成長しました。この年のWEリーグベストイレブンにも選出される功績をあげています。

代表キャリア

守屋は2016年11月に行われたFIFA U-20女子ワールドカップメンバーに選出され、ブラジル戦で先制点を挙げるなど、チームの進出に貢献しました。2023年には、なでしこジャパンのメンバーとして2023 FIFA女子ワールドカップに出場し、コスタリカ戦で初のワールドカップ出場を果たしました。さらに、2024年のパリオリンピックでもバックアップメンバーに選ばれるなど、代表チームの一員としても確実に成長を続けています。

プライベート

守屋はオフタイムには猫のイラストを描くことを趣味にしています。自身のイラスト専用のインスタグラムアカウントも開設しており、サッカーとは別のクリエイティブな一面を発信しています。

個人成績

クラブでの成績

• - 日本女子サッカーリーグ : 初出場は2010年9月19日、チャレンジリーグです。初得点は2012年5月27日、愛媛FCレディース戦です。
• - WEリーグ : 初出場は2021年9月26日、初得点は2022年12月11日です。

代表歴

• - 初出場 : 2023年4月7日の国際親善試合ポルトガル戦。
• - 初得点 : 2023年10月26日のアジア予選インド戦です。

タイトル

クラブ

• - WEリーグ: 1回（2021-22）
• - 皇后杯 JFA 全日本女子サッカー選手権大会: 3回（2015、2016、2023）

個人

• - WEリーグベストイレブン: 1回（2022-23）
• - 優秀選手賞: 2回（2022-23、2023-24）

守屋都弥はその実力と努力により、日本女子サッカー界で確固たる地位を築きつつあります。サッカーの場だけでなく、趣味を通しての多才な側面にも注目です。

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