安城七夕まつり

安城七夕まつり

安城七夕まつりは、愛知県安城市で1954年から開催されている歴史ある祭です。毎年8月の第1週の金・土・日の3日間、JR安城駅周辺の商店街を中心に開催され、100万人を超える人々が訪れます。

特徴

願いごと日本一

かつては日本三大七夕祭りの一つとも言われていましたが、2009年からは「願いごと日本一」をコンセプトに掲げています。日本一長い竹飾りのストリート、短冊の数、願いごとに関するイベントの数など、「願いごと」に特化した様々な取り組みが特徴です。

華やかな竹飾り

安城七夕まつりの見どころは、何と言っても1,000本にも及ぶ華やかな竹飾りです。色とりどりの短冊や飾り付けが風に揺れる様子は、夏の夜空を彩る天の川のようです。御幸本町、朝日町、末広町、日の出町などの一帯が歩行者天国となり、ゆっくりと竹飾りを鑑賞できます。

イベント

願いごとに関するイベントが充実しており、短冊に願いを込めたり、願いごとをテーマにした様々な催し物が楽しめます。また、近隣の岡崎市で開催される「岡崎城下 家康公夏まつり」と合わせて楽しむこともできます。

歴史

安城七夕まつりの起源は、戦後の安城町における商工会による夏行事に遡ります。1954年、本町発展会が津島神社の祭礼に合わせて七夕祭りを企画したのが始まりで、その後、安城市全体を巻き込む大きな祭りへと発展しました。

1978年には、日本商工会議所主催の「全国郷土祭」で安城の竹飾りを披露し、全国的にその名を知られるようになりました。2003年には、開催50年を迎え、過去最多の127万人の来場者を記録しました。

2013年には、「1本のササにつるされた最も多い短冊」のギネス世界記録に挑戦し、13,809枚で記録を更新しました。

2020年と2021年は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりましたが、2022年には規模を縮小して開催、2023年には4年ぶりの通常開催となり、102万人の来場者で賑わいました。

マスコットキャラクター

願いごとの精「きーぼー」が公式マスコットキャラクターとして親しまれています。「願いごと日本一」と書かれたロゴも公式ロゴとして使用されています。

イメージソング

安城市市制40周年と安城七夕まつり40回を記念して、1993年にイメージソング「星空のラブソング」が制定されました。作詞は北川賢二、作曲は南こうせつが手掛けています。

開催情報

開催期間: 毎年8月第1週の金・土・日
場所: JR安城駅南口周辺商店街
主催: 安城七夕まつり協賛会（会長は安城市長）

安城七夕まつりは、願いごとをテーマにしたユニークな祭りです。華やかな竹飾りや様々なイベントを通して、夏の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

外部リンク

安城七夕まつり 公式サイト
* 安城七夕まつり (@tanabata_anjo) - X（旧Twitter）

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