安岡孝章

安岡孝章：音楽への情熱と故郷への貢献

安岡孝章（やすおか たかあき）は、1960年3月14日、高知県高知市に生まれました。高知高等学校を卒業後、音楽の道を志し、歌手、ソングライター、音楽プロデューサーとして幅広い活動を展開しています。

若き日の音楽との出会い

幼少の頃から音楽に親しみ、特に姉の影響で洋楽を聴き始めた安岡。中学時代にはギターを始め、オリジナル曲の制作にも挑戦しました。中学3年時には、「オレンジ・ガム」というユニットでヤマハポピュラーソングコンテストに出場し、高知県代表に選ばれるなど、早くからその才能を発揮しました。

高校時代はライブ活動に明け暮れ、第15回ヤマハポピュラーソングコンテストではつま恋本選会に入賞。キングレコード賞も受賞しました。高校卒業後も高知で音楽活動を続け、19歳の時には、高校の先輩のユニット「STEP」の1stアルバムに楽曲を提供し、作家デビューを果たしました。その後、「ビッグショット」というバンドを結成し、キーボードを担当。2年半の活動を経て解散後、「おしんこピラフ」というバンドを結成し、サウンドウイズコークというコンテストに出場。四国大会でグランプリを受賞し、東京へと進出しました。

アイリーン・フォーリーンとしてのメジャーデビュー

1983年、「おしんこピラフ」から「セカンドアベニュー」へ、そして1984年には「アイリーン・フォーリーン」へとバンド名を改名。1985年、ビクター音楽産業（現JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント）からメジャーデビューを果たしました。1stアルバムは武部聡志、2ndアルバムは小林武史と共同制作し、その後はセルフプロデュースで作品を発表。シティ・ポップのアーティストとして注目を集めましたが、1988年にバンドは活動を停止しました。

ソロ活動とプロデュースワーク

30歳でソロ活動を開始した安岡は、キティ・アーティストに移籍し、ソロアルバムの制作やライブツアーを行いました。ソロ活動と並行して、アーティストへの楽曲提供やプロデュース、CM音楽の制作など、裏方としての活動も積極的に行いました。

2000年には千葉県東金市へ移住し、プライベートスタジオ「Dali」を建設。そこを拠点に音楽制作を続けました。2007年にはアイリーン・フォーリーンを再結成し、再び注目を集めました。

故郷・高知での活動

2010年、安岡は活動拠点を故郷の高知に移し、2012年には音楽教室「サスガ・ミュージック・クラブ」を設立。後進の育成に力を注いでいます。2015年には新メンバーで「アイリーン・フォーリーン・ネクスト」を結成し、ライブ活動も行っています。

現在は、地元アーティストの発掘、プロデュース、イベント企画、映画音楽制作など、多岐にわたる活動を展開し、東京と高知を行き来する生活を送っています。

多彩な才能と情熱

安岡孝章は、その音楽的な才能だけでなく、地元への愛情と後進育成への情熱を持ち合わせた人物です。彼の今後の活躍から目が離せません。

車好きとしても知られ、過去にはマツダ・RX-7、日産・フェアレディZ、マツダ・ロードスター、メルセデス・ベンツE-320TEなどを愛車としていました。

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