安昌林

安昌林（アン・チャンリム）

安昌林（アン・チャンリム、1994年3月2日 - ）は、京都府京都市出身の在日韓国人3世の柔道家です。階級は73kg級。身長168cm。

プロフィール

生い立ち: 父方の曾祖父、母方の祖父の代に日本へ移住した一家に生まれる。父親が空手道場を経営しており、6歳から柔道を始める。
中学校時代: 京都市立八条中学校で正村和也に師事し、徹底的に技術と知識を学ぶ。全国中学校柔道大会に出場するも初戦敗退。
高校時代: 神奈川県の桐蔭学園高校に進学し、丸山城志郎と同級生になる。インターハイに出場するも初戦敗退。
大学時代: 筑波大学に進学。学生体重別で7位入賞。その後、73kg級に階級を上げ、学生体重別で優勝。監督から帰化を勧められるも、「韓国人として国際大会で日本の選手に勝ちたい」と拒否。
韓国での活動: 筑波大学から龍仁大学校へ転校し、韓国代表として国際大会へ出場。秋本啓之の背負投を参考にしていたが、怪我の懸念から断念。韓国ではコーチの指導のもと、背負投を得意技に。

主な戦績

2014年 世界ジュニア 優勝
2014年 グランプリ・チェジュ 優勝
2015年 アジア選手権 優勝
2015年 光州ユニバーシアード 優勝
2015年 世界選手権 3位
2015年 グランドスラム・アブダビ 優勝
2016年 グランドスラム・パリ 優勝
2017年 アジア選手権 優勝
2018年 世界選手権 優勝
2021年 ワールドマスターズ 優勝
2021年 東京オリンピック 銅メダル

エピソード

大学時代に監督から帰化を勧められたが、「韓国人として太極マークを付けたい」という強い意志で拒否。
2018年アジア大会決勝で大野将平と対戦。ビデオ判定による微妙な判定で敗れるも、「これが結果と受け入れるしかない」とコメント。
2021年東京オリンピックで銅メダルを獲得し、兵役免除の対象となる。
2021年12月に現役引退を表明。

プレースタイル

安昌林は、鋭い背負投を武器に、 aggressive な柔道で世界を舞台に活躍しました。 積極的な姿勢と高い技術で数々の勝利を重ね、観客を魅了しました。

まとめ

安昌林は、在日韓国人としての誇りを胸に、柔道を通じて日本と韓国の架け橋となることを目指した柔道家でした。彼の功績は、多くの人々に感動と勇気を与え、記憶されることでしょう。

外部リンク

* 安昌林 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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