安正煥

安正煥（アン・ジョンファン）は、1984年1月28日生まれの韓国出身の柔道家で、66kg級の選手として国際舞台で活躍しました。

日本での研鑽

大邱の中学校を卒業後、日本の沖学園高等学校に留学し、その後、山梨学院大学を卒業しました。7年間を日本で過ごし、柔道の基礎を徹底的に学びました。この日本での経験が、彼の柔道家としての基礎を築いたと言えるでしょう。

韓国での活躍

大学卒業後は韓国に戻り、市庁に所属し選手活動を続けました。2009年には、世界選手権66kg級で3位入賞という輝かしい成績を収めました。その他、東アジア選手権での優勝、嘉納杯での2位入賞など、数々の国際大会で実績を残しています。

主な戦績は以下の通りです。

2008年 - 東アジア選手権　優勝
2008年 - 嘉納杯　2位
2009年 - グランドスラム・パリ　3位
2009年 - アジア選手権　2位
2009年 - 世界選手権　3位
2009年 - グランドスラム・東京　3位
2010年 - グランプリ・デュッセルドルフ　2位
2011年 - ミリタリーワールドゲームズ　個人戦　5位　団体戦　2位
2012年 - グランプリ・デュッセルドルフ　5位
2012年 - グランプリ・青島　5位

指導者としての道

現役引退後は、指導者として柔道界に貢献しています。2014年からはスペイン代表チームのコーチに就任し、2016年のリオデジャネイロオリンピック以降は韓国ナショナルチームのコーチを務めています。選手育成に力を注ぎ、国際的な視野を持つ指導者として、今後の活躍が期待されています。

また、柔道韓国代表のアン・ビョングン監督は叔父にあたります。親族からも柔道家を輩出する、柔道一家であることも特筆すべき点でしょう。

安正煥は、選手としてだけでなく、指導者としても、韓国柔道界の発展に大きく貢献している人物です。

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