安田昇

安田 昇（やすだ のぼる）

日本の実業家であり、かつてはラグビー選手として活動した安田昇氏は、1974年3月10日に大阪府東大阪市で生まれました。現役時代のポジションは、スクラムの最前列中央に位置するフッカー（HO）でした。国際舞台では、ラグビー日本代表として通算2キャップを獲得しています。

ラグビー選手としての歩み

安田氏は、高校時代を啓光学園で過ごし、ラグビーに打ち込みました。その後、専修大学へ進学。大学時代にはラグビー部の主将を務めるなど、プレイヤーとしてだけでなく、チームをまとめるリーダーとしても才能を発揮しました。大学卒業後の1996年には、社会人チームのワールドに加入し、トップレベルでの競技生活を続けました。

日本代表としては、2000年7月2日に韓国代表との試合で初キャップを獲得しました。これは、自身にとって大きな節目となる経験でした。

現役引退と実業家への転身

2006年、安田氏は長きにわたる現役生活に区切りをつけ、ラグビー選手としてのキャリアを終えました。アスリートとしての経験を通じて培った集中力や目標達成への意欲、チームで成果を出すための協調性などは、引退後のキャリアにおいても大いに活かされることとなります。

ラグビー界を離れた後、安田氏はビジネスの世界へと本格的に転身しました。2011年には、ヤスダエンジニアリングの取締役に就任。企業経営の一員として、新たな分野で手腕を発揮しています。

さらに、2017年には自ら「炭焼き やす田」を開店するなど、飲食業界にも進出しました。これは、実業家としての活動範囲を広げ、新たな挑戦を続ける彼の姿勢を示すものです。

安田昇氏は、ラグビー選手として日本のトップレベルで戦い、国際試合にも出場した経験を持ちながら、引退後は実業家として成功を収めている人物です。ヤスダエンジニアリングの取締役としての役割に加え、飲食店経営など多岐にわたる事業を展開しており、そのキャリアパスはアスリートのセカンドキャリアとしても注目されています。大阪府東大阪市出身の安田氏は、引退後も様々な形で社会に貢献し続けています。

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