安藤悠哉

安藤悠哉

安藤悠哉（あんどう ゆうや、1994年11月21日 - ）は、愛知県豊橋市出身の元陸上競技選手です。豊川工業高校、青山学院大学を経て、現在はスポーツメーカーに勤務しています。

高校時代

豊川工業高校時代には、インターハイの3000m障害で10位入賞を果たしました。全国高校駅伝では2年次に6区を走り区間3位、都道府県対抗駅伝では2年次と3年次に4区を走るなど、駅伝での活躍が目立ちました。この頃から、その高い競技能力が注目されていました。

大学時代

青山学院大学に進学後、2年次には出雲駅伝と全日本大学駅伝にエントリーされましたが、出場機会はありませんでした。しかし、第91回箱根駅伝では10区を任され、区間2位の好走でチームの総合優勝と総合新記録に大きく貢献。一躍その名を轟かせました。この活躍で、安藤選手は駅伝ファンに広く知られる存在となりました。

3年次は怪我に苦しみ、全日本大学駅伝と箱根駅伝のメンバーから外れてしまいます。しかし、4年次には主将に就任し、チームを牽引。5000mと10000mで自己ベストを更新するなど、エースとしての実力を示しました。

第28回出雲駅伝では、5区を担当。トップと11秒差の2位でタスキを受けると、中間点でトップの東海大学に追いつき、終盤で一度は引き離されながらも、ラストスパートで逆転。区間賞と区間新記録を樹立し、チームの連覇に大きく貢献しました。第48回全日本大学駅伝では、4区で区間5位とまずまずの走りを見せましたが、トップとの差を広げてしまい、チームは8区で逆転優勝を果たしたものの、安藤選手は複雑な心境を吐露しました。

第93回箱根駅伝では、再び10区を任され、トップでタスキを受けると、後続との差をさらに広げ、青学大の3連覇と大学駅伝三冠のゴールテープを切りました。この走りは、安藤選手の競技者としての集大成とも言えるでしょう。

引退後

大学卒業後は、陸上競技から引退し、ニューバランスジャパンに入社しました。その後、2021年10月からはプーマジャパンに転職し、商品MD部門を担当しています。また、瀬古利彦氏と共に、プーマの厚底ランニングシューズのCMにも出演しています。

主な戦績

大学駅伝戦績
第91回箱根駅伝 10区 区間2位
第28回出雲駅伝 5区 区間賞、区間新記録
第48回全日本大学駅伝 4区 区間5位
第93回箱根駅伝 10区

自己ベスト
5000m - 13分51秒66 (2016年)
10000m - 28分49秒73 (2016年)
* ハーフマラソン - 1時間03分37秒 (2013年)


安藤悠哉選手は、その卓越した競技能力と、駅伝でのドラマチックな活躍で、多くの陸上ファンを魅了しました。引退後もスポーツ業界で活躍し、その情熱を別の形で表現しています。

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