定州市 (河北省)

定州市（ていしゅう-し）は、中華人民共和国河北省に位置する県級市で、保定市に属しています。その歴史は古く、漢代に設置された盧奴県を前身としています。

歴史

定州市の歴史は、漢代に設置された盧奴県に遡ります。漢代には中山国および中山郡の郡治が置かれました。南北朝時代の397年（北魏の皇始2年）には、北魏によって定州が設置され、その州治となりました。北斉時代には盧奴県が廃止され、代わりに安喜県が移転・設置されました。

隋代に入ると、開皇初年に鮮虞県と改称されましたが、621年（唐代の武徳4年）には再び安喜県と改称され、定州の州治となりました。北宋時代には、定州路および中山府の府治が置かれました。明代になると、1370年（洪武3年）に安喜県が廃止され、その管轄区域は定州の直轄となりました。

1913年（民国2年）の州制廃止に伴い、定州は定県と改編されました。そして、1986年に県級市としての定州市に改編され、現在に至ります。

行政区画

定州市は、以下の行政区画によって構成されています。

街道: 南城区街道、北城区街道、西城区街道、長安路街道
鎮: 留早鎮、清風店鎮、龐村鎮、磚路鎮、明月店鎮、叮嚀店鎮、東亭鎮、大辛荘鎮、東旺鎮、高蓬鎮、邢邑鎮、李親顧鎮、子位鎮、開元鎮、周村鎮、息冢鎮
郷: 東留春郷、楊家荘郷、大鹿荘郷、西城郷
民族郷: 号頭荘回族郷

関連項目

安険県
陘邑県

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