宜野湾市立野球場

宜野湾市立野球場について

宜野湾市立野球場（ぎのわんしりつやきゅうじょう）は、沖縄県宜野湾市に位置する野球専用のスタジアムで、宜野湾市立総合運動場内に設けられています。この施設は1987年に完成し、以来宜野湾市により運営されています。プロ野球チームである横浜DeNAベイスターズが、春季のキャンプを行う場所として利用しており、キャンプ期間の終盤にはオープン戦も開催されるため、多くのファンに利用されています。

このスタジアムは、東シナ海に接し、海に非常に近い立地にあります。そのため、自然災害や津波警報などの影響で試合が中止になることがいくつかの例が見られました。特に2010年に予定されていた横浜ベイスターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスのオープン戦は、チリ大地震によって中止が決定されました。

最近では、2024年からスタジアムの名前が「ユニオンですからスタジアム宜野湾」に変わることが決定しています。これは施設に対する命名権の取得によるもので、今後の利用者には新しい名称で親しまれることになるでしょう。また、2022年からは「ジャパンウィンターリーグ」という野球のトライアウトリーグの会場としても設定され、ますます多様な用途が増えています。

施設の概要

宜野湾市立野球場のグラウンド面積は12,620平方メートルで、両翼は100メートル、中堅は122メートルという規模です。2008年には改修が行われ、グラウンドの広さが拡張されました。より魅力的なプレイ環境を提供するため、内野はクレー舗装、外野は天然芝（高麗芝）で整備されています。

スタジアムの収容人数は11,800人で、メインスタンドには3,000人、内野スタンドには2,800人、外野スタンドには6,000人を収容可能です。照明設備も整っており、6基の照明で最大照度200ルクスの明るさを確保しています。より多くの観客が安全に試合を楽しめるよう、スコアボードはフルカラーLED式となっており、観戦体験の向上にも寄与しています。

交通アクセス

最寄りの駅は沖縄都市モノレール線の「古島駅」ですが、駅からは直線距離で約7キロメートル離れています。そのため、公共交通機関を利用する際はバスの利用が便利です。「宜野湾市営球場前」バス停に直結するバスがあり、古島駅からは55番、古島駅前バス停からは88番や112番の路線が利用可能です。また、那覇空港や那覇バスターミナルからも「宜野湾市営球場前」までのバスが運行されており、遠方からのアクセスも容易です。

多様なイベントに利用されるこの野球場は、観客を引きつける魅力に溢れています。これからも多くの人々がこのスタジアムで素晴らしい瞬間を体験できることを期待しています。

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