宝塚市立山手台中学校

宝塚市立山手台中学校：発展を続ける街の中学校

宝塚市山手台に位置する宝塚市立山手台中学校は、1994年11月22日、市内12番目の中学校として開校しました。当初は、近隣の開発に伴い増加する児童生徒を受け入れるため、山手台小学校と共に設立されました。開校時の生徒数は123名と小規模でしたが、その後、地域開発の進展や近隣小学校からの進学者増加により、生徒数は着実に増加。2021年には500名を超え、2022年には全学年5クラス編成となりました。

学校の歴史と歩み

山手台中学校は、1980年代後半から1990年代前半のバブル景気期に活況を呈した山手台地区の開発と深く関わっています。不動産事業の展開に伴い、地域社会のニーズに応える形で設立された学校と言えるでしょう。バブル崩壊後の地価下落にも影響を受けながらも、地域住民の期待に応えるべく、教育活動を継続。2000年代後半からの再開発ブーム、そして近隣マンション建設の活発化を受け、生徒数増加という新たな課題に直面することになりました。この生徒数増加に対応するため、2022年にはプレハブ校舎を増設するなど、学校の規模拡大も進んでいます。

年表

1994年: 開校。
1995年: PTA発足、第1回卒業式。
1998年: トライやる・ウィーク開始。
1999年: 特別支援学級新設。
2000年: エレベーター竣工。
2007年: 県いじめ問題に関する地域連携モデル校に指定（2008年まで）。
2014年: 防犯カメラ設置、正門完成。
2015年: 武道場耐震工事竣工。
* 2022年: プレハブ校舎竣工。

学校の特色

山手台中学校は、その校舎にも特色があります。カラフルなレンガ敷きの中庭、兵庫県内でも最大規模を誇る武道場、檜板張りの廊下、可動式の教室仕切りなど、快適で学習しやすい環境が整えられています。また、珍しいクレイコートのテニスコートも備えています。かつては校門がありませんでしたが、安全対策強化のため2014年に正門と防犯カメラが設置されました。

教育目標と学校生活

学校教育目標は「未来を創造するための基礎的な力を持ち、人間性豊かな生徒を育成する」「自らが考え、自らが行動する生き生きした生徒の育成」です。生徒たちは、この目標を胸に、様々な学校行事に参加し、個性豊かな学校生活を送っています。また、独自の校歌も存在し、学校の歴史と伝統を継承しています。

アクセスと周辺環境

山手台中学校は、阪急宝塚線山本駅から徒歩21分、または阪急バス宝塚山手台二丁目バス停から徒歩2分の場所に位置しています。学区内には中山寺などの歴史的建造物もあります。近隣には長尾小学校、山手台小学校があり、これらの小学校から多くの生徒が進学してきます。また、複数の近隣中学校とも連携し、地域教育に貢献しています。

著名な出身者

山手台中学校からは、宝塚歌劇団花組娘役の七彩はづきさんなど、著名な卒業生も輩出しています。

まとめ

宝塚市立山手台中学校は、地域の変遷と歩みを共にし、発展を続ける学校です。生徒数の増加に対応しながら、教育環境の整備や安全対策の強化にも積極的に取り組んでいます。これからも地域社会に貢献し、多くの生徒の成長を支えていくことでしょう。

もう一度検索