実況パワフルプロ野球ポータブル

実況パワフルプロ野球ポータブル

『実況パワフルプロ野球ポータブル』は、2006年4月1日にコナミデジタルエンタテインメントから発売されたPlayStation Portable（PSP）用プロ野球ゲームです。兼子恭宗氏がプロデュースを手掛けました。

2006年シーズンの開幕予想データに対応した「実況パワフルプロ野球」（パワプロ）シリーズの作品であり、パワプロシリーズとしては初のPSP版となります。略称は「パワポタ」として親しまれています。

データ連動

PS2版の『実況パワフルプロ野球12』および『実況パワフルプロ野球12決定版』で作成した選手を、パスワードを通じて本作に転送することが可能です。さらに、『12決定版』からはUSBケーブルを用いてPS2とPSPを接続することで、より手軽にデータ転送を行うことができました。

特徴

携帯ゲーム機であるPSPの特性を生かした機能が多数搭載されています。特に、手軽にオリジナル選手を作成できる「パワガチャ」は本作から導入された新要素です。一方で、従来のシリーズで人気の高かったサクセスモードは搭載されていません。

モード紹介

本作には、以下の9つの主要なモードが用意されています。

1. 対戦
2人での通信対戦、またはCPUとの対戦が可能です。CPUが操作するチーム同士の対戦を観戦することもできます。

2. ペナント
全144試合のペナントレースを戦い抜くモードです。

3. 練習
打撃練習、守備練習、投球練習、走塁練習、総合攻撃、総合守備と、状況に応じた練習を選択して行うことができます。

4. ホームラン競争
投手が投げるボールを打ち、ホームランを何本打てるかを競うモードです。

5. アレンジ
作成した選手をチームに組み込んだり、各球団の選手を集めてオリジナルのチームを作成できる、パワプロシリーズおなじみのモードです。選手の背番号、CPUが使用した場合の起用方針、選手が使用するバットやグラブの色、応援曲など、細部にわたる設定が可能です。

6. パワガチャ
本作から新たに搭載された、手軽にオリジナル選手を作成できるモードです。アレンジモード内に組み込まれています。

7. サウンド&応援曲
応援時に流れるBGMを作成し、どの曲をどの選手の時に流すかを設定するモードです。曲は200曲まで保存可能です。作成した応援曲はパスワードで出力し、他のプレイヤーとデータを交換することもできます。

8. マイデータ
プロフィールなど、後のパワポタシリーズにも継承された要素が含まれています。

9. データあれこれ
データの交換や、パスワードの入力などを行うことができます。

10. パワプロ通信
無線LAN機能を使用して、パワプロ通信のサイトにアクセスすることができます。

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