室町あかね

室町 あかね（むろまち あかね）

1949年10月8日生まれで、東京都を故郷とする室町あかねは、日本で著名な女優かつ振付家としての地位を確立しています。彼女は宝塚歌劇団の53期生として入団し、その優れた才能により54名中トップの成績で舞台に立ちました。

宝塚歌劇団時代

室町の初舞台は星組公演の「世界はひとつ」および「花風流」で、彼女のダンスパフォーマンスは特に注目され、在団中の花組では欠かせない存在として親しまれました。また、日舞においても高い評価を得ており、1980年に宝塚歌劇団を退団した後もその影響力を保ち続けています。

宝塚退団後の活躍

退団以降は舞台やテレビドラマの振付を手掛けるようになり、演出や芝居の講師として教育界でも重要な役割を果たしています。現在、東京藝術大学の非常勤講師や東京都立総合芸術高等学校の市民講師として後進の指導にも力を注いでいます。

主な出演作品

テレビドラマ

室町は多くのテレビドラマに出演しています。代表的な作品には、1984年の「昨日、悲別で」や、1986年の「うまい話あり」、また1988年に放送された「温泉仲居番頭物語(1)」などがあります。1993年には「踊子（前編・後編）」や「命ささえて」など、日本の名作ドラマにもその名を刻んでいます。

舞台

舞台作品でも彼女の存在感は光ります。日生劇場での「コーラスライン」や、パルコ劇場の「青髭公の城」など、さまざまな役で観客を魅了しました。特に「シカゴ」や「ラ・マンチャの男」、宝塚歌劇団での振付にも携わり、2004年からはわらび座でも振付を担当しています。

室町あかねの振付は、ダンスや演出において業界に新風を吹き込むものとなっており、その業績は日本の舞台芸術に欠かせないものとなっています。彼女が手掛けた作品や指導を受けた学生たちは、今後の日本の舞台芸術界を支える重要な役割を果たすことでしょう。

このように室町あかねは、女優としての活動にとどまらず、振付家、教育者としても広範囲にわたる業績を残し、舞台文化の発展に寄与し続けています。

もう一度検索