室町東三井ビルディング

室町東三井ビルディング

室町東三井ビルディングは、東京都中央区日本橋室町に建つ高層ビルです。三井不動産が主導し、地元の官民が連携して進めた室町東地区開発計画の結果誕生したこのビルは、性能とデザインが調和する複合施設として位置づけられています。建物は地下4階と地上24階から成り、1階から8階には商業エリア「COREDO室町1」が配置されており、ビジネスや日常生活のニーズに応える多様な店舗が入っています。オフィス区画は高層フロアに設けられており、企業の拠点としても機能しています。

このビルの商業施設は、2010年10月28日に「COREDO室町」としてオープンし、その後、周辺に同様の施設が続々と開業したのにともない、COREDO室町1と改称されました。開館からの予測では、年間来館者数が約500万人、年間売上高が約40億円に達することが期待されています。商業エリアには飲食店を中心に27店舗が並び、訪れる人々の胃袋を満たしています。

商業エリア

商業エリアは、地下1階から地上4階までのフロアに広がっています。それぞれの階には、地域の特色を生かしたさまざまな飲食店が集い、多くの人々が訪れています。具体的には、地下1階には「タロー書房」、1階には「日本橋だし場」や「箔座日本橋」、2階には「ビキニ ピカール」、3階には「鳥仙」や「米祥」、4階には「鰤門」や「串亭」など、多種多様な店舗が勢ぞろいしています。これにより、訪問者がいつでも気軽に食事やお買い物を楽しむことができます。

日本橋三井ホール

地上5階と6階には、日本橋三井ホールが設けられています。この多目的ホールは、最大で1,000席と大規模な空間を有し、遮音性能90dBの浮床構造を採用しています。ビジネス用途からエンターテイメントまで幅広く対応可能な舞台設備を完備し、多彩なイベントが開催できる場所です。初公演では松本幸四郎と市川染五郎親子が出演した演目が上演され、以降も著名なアーティストや公演が後を引き続けています。

オフィスエリア

10階から21階までは、主にオフィスフロアとなっており、さまざまな企業がここに拠点を置いています。具体的な企業名には岡三証券室町本店や肥後銀行東京支店、ナショナルオーストラリア銀行東京支店などが含まれ、ビジネスの中心地としての役割を担っています。また、関東化学や日本アビオメッド本社など多岐にわたる業種の会社がオフィスを構えています。

当ビルは、着実な評価を得ており、第57回BCS賞や平成28年度土地活用モデル大賞を受賞しました。地域の活性化に寄与する重要な施設として、地域の経済・文化を支えています。さらに、東京メトロの三越前駅から直結でアクセスが良いため、多くの来場者や通勤者にとっても利便性の高い場所となっています。室町東三井ビルディングは、未来のビジネスや人々の生活を支える場所として、引き続き多くの注目を集めていくことでしょう。

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