宮下 栄治(みやした えいじ)
概要
宮下栄治(
1978年9月26日生まれ)は、日本の声優であり、
兵庫県出身です。彼はBreezeに所属し、多様な役柄を演じることで知られています。
来歴
宮下は幼少期、アニメ『
魔神英雄伝ワタル』で声優の山寺宏一に影響を受け、声優の道に進む決心を固めました。高校を卒業後、親のすすめで奈良の大学に入学しましたが、声優の夢をあきらめききれず、1年で中退。その後、大阪の代々木アニメーション学院に通いながら
アルバイトをし始めました。講師からの勧めもあり、22歳で
賢プロダクションの養成所に入ることになります。
2007年に放送された『結界師』の志々尾限役や、『爆丸バトルブローラーズ』のプレデター、さらに『ミュータント タートルズ』のラファエロ役で注目を集めました。この年、彼は異なる三つのキャラクターを一度に演じることで名声を得ました。2008年には
賢プロダクションを退所し、フリーとなり、その後ぷろだくしょんバオバブに所属しました。2011年からは再びフリーとして活動し始め、2013年にアプトプロに所属しましたが、
2022年には再度フリーに戻り、同年4月にBreezeへの移籍を発表しています。また、朗読劇ユニット『Lit Klatch』を結成し、創作活動にも力を入れています。
特徴
宮下はハイ
バリトンの声質を持ち、関西弁を話すことが特徴です。声優活動の中で、最初の仕事の記憶は不明ですが、『ハイスクール・ウルフ』の無名のキャラクターの吹き替えからスタートしたと思われます。最初に役名がある仕事はアニメ『なるたる』の鶴丸丈夫でした。また、
演出家からのアドバイスで自然体で演じることを心掛け、役に集中するようにしています。そのため、演技後には自分が演じたキャラクターの記憶が薄れることもあると述べています。
趣味・特技
趣味には
音楽や
格闘技、
柔道、空手があり、普通自動二輪免許を持っています。
代表作
テレビアニメ
- -『なるたる』:鶴丸丈夫(2003年)
- -『爆丸バトルブローラーズ』:プレデター(2007年)
- -『結界師』:志々尾限(2007年)
- -『未来日記』:白石(2011年)
- -『名探偵コナン』:藤波純生(2012年 - 2024年)
- -『ひぐらしのなく頃に業』:園崎善朗(2020年 - 2021年)
劇場アニメ
ゲーム
- -『結界師 黒芒楼の影』:志々尾限
- -『ゼノブレイド』:ライン
- -『刀剣乱舞』:次郎太刀、岩融
宮下栄治は、その多才な演技力と個性的な声質で、さまざまなキャラクターを生き生きと表現しており、今後の活躍にも期待が寄せられています。