宮崎市清武総合運動公園

宮崎市清武総合運動公園の概要

宮崎市清武総合運動公園は、宮崎県宮崎市清武町に位置し、地域のスポーツ活動を支える総合的な運動公園です。往時は清武町の町営施設であったこの公園は、2010年に宮崎市に編入されたことにより、市営の施設として生まれ変わりました。

野球場「SOKKENスタジアム」

公園内には「SOKKENスタジアム」と呼ばれる野球場があり、両翼100メートル、中堅122メートルの広さを持ち、合計5500人の観客を収容可能です。内野席は2840席、外野席は2660席が用意されており、演出を引き立てる電光スコアボードも完備されています。

この球場では、過去に読売ジャイアンツの2軍が春季キャンプを行ったほか、韓国プロ野球チームの斗山ベアーズやハンファ・イーグルスも利用していました。近年は、オリックス・バファローズのキャンプ地としても知られており、2021年には九州アジアリーグの大分B-リングスがここで試合を行いました。2023年からは宮崎サンシャインズがこちらで公式戦を予定しています。

SOKKENスタジアムの愛称は公募によって決められ、日向国出身の儒学者、安井息軒に因んで名付けられました。

第2野球場

公園の第2野球場は、SOKKENスタジアムと同様のグラウンドサイズを持ち、電光得点板や高防球ネットが設置されています。内野は黒土、外野は天然芝が整えられ、放送設備も備わっています。バックネット裏には60席、1・3塁側にはそれぞれ100席のスタンドが設けられており、計260席が利用可能です。

多目的広場とグラウンド

この運動公園にはサッカーやラグビーのコートとして使える多目的広場があり、150メートル×80メートルの芝生が敷かれています。また、ソフトボールや軟式野球のためのグラウンドも整備されており、ナイター設備も兼ね備えています。特にオリックスがキャンプを行う際には、投手陣のトレーニングに使われることが多いです。

特色施設

公園内には、安全に弓道を楽しむための弓道場、3面の屋内オムニコートを含むテニスコート、人工芝の屋内球技場「日向夏ドーム」など、多様なスポーツ施設が整っています。「日向夏ドーム」にもトレーニングルームが併設されており、競技者にとって充実した練習環境が提供されています。

両野球場の愛称は、2014年にそれぞれ「SOKKENスタジアム」と「日向夏ドーム」として正式に制定されました。屋内球技場の名称は、宮崎市の特産品である日向夏に由来しています。

交通アクセス

公園へのアクセスは非常に便利で、JR九州の清武駅からは徒歩30-40分、自動車では約10分です。また、東九州自動車道の清武インターチェンジからは車で約3分、清武南インターチェンジからは約5分かかります。

今後の整備計画

2014年には野球場のスタンド改修が行われ、2015年には第2球場が新設されるなど、充実した施設の整備が進められています。これにより、宮崎市清武総合運動公園はさらに多くの地域住民やスポーツ愛好者に利用されることでしょう。

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