宮崎明

宮崎明は、1923年10月19日に長野県長野市で生まれ、2003年9月20日に生涯を閉じました。日本の建設行政と建設業界において重要な役割を果たした人物です。

1946年に東京帝国大学工学部土木工学科を卒業後、内務省に入省し、官僚としてのキャリアをスタートさせました。その後、建設省に移り、技術参事官や国際水資源局長といった要職を歴任。これらの役職を通じて、日本のインフラ整備や国際的な水資源問題に尽力しました。

1976年に建設省を退官後、鹿島建設に入社。1988年には副社長に就任し、1990年には社長へと昇りつめました。しかし、ゼネコン汚職問題の影響を受け、引責辞任することになります。その後、1996年には会長に就任し、後に名誉相談役となりました。

1997年には、土木学会の第85代会長に就任し、土木工学の発展に貢献しました。宮崎明は、建設官僚としての経験と、建設業界でのリーダーシップを通じて、日本の社会基盤整備に大きく貢献した人物として記憶されています。

鹿島建設での役職歴:
1988年：副社長
1990年：社長
1996年：会長
その後：名誉相談役

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