宮崎県立宮崎南高等学校

宮崎県立宮崎南高等学校について

宮崎県立宮崎南高等学校（みやざきけんりつみやざきみなみこうとうがっこう）は、宮崎県宮崎市月見ヶ丘五丁目に位置する公立の高等学校です。この学校は、1962年に設立され、1963年に現在の名称へと改称されました。学校の設立から半世紀以上が経過し、2012年には創立50周年を迎えた歴史ある学び舎です。

学校の歴史

宮崎南高校は、もともと「宮崎県立宮崎大淀高等学校」から普通課程と家庭課程が分かれたことが起源です。創立当初は「宮崎県立宮崎大淀第二高等学校」として開校し、翌年に現在の校名へと変更されました。また、学校の正面玄関は2階にあり、この点が他の高校と異なる特徴となっています。別969年の創立から数回にわたり施設の改良や教育課程の見直しが行われており、特に2021年には冷房設備の再構築が行われ、快適な学習環境が整えられました。

設置課程・学科

この学校には、全日制の普通科とフロンティア科があります。普通科では、文理分割された特別クラスが設置され、フロンティア科においては難関大学を目指す生徒を対象としています。さらに、GIGAスクール構想に基づき、ICTを活用した授業が展開されています。

進学状況と校訓

ほとんどの生徒は国公立大学を志望しており、多くの生徒が進学しています。また、宮崎大学教育学部と連携協定を結び、進学支援にも力を入れています。校訓は「誠実・創意・気魄」と掲げられ、教育理念に基づいた指導が行われています。

校章と校歌

校章は海に舞う鵬（ほう）をデザインに取り入れ、「高」の一文字が添えられています。これにちなんで、学校の行事や同窓会名にも「鵬」という言葉が使われ、校風の象徴となっています。校歌は作詞が黒木淳吉、作曲が服部良一によるもので、全3番の歌詞に「宮崎南」という校名が登場します。

現在の施設と同窓会

宮崎南高校は航空機の騒音に悩まされる地域に位置しますが、その中でも快適な学習環境の確保を目指し、冷房設備が整えられています。また、同窓会は「鵬同窓会」と名付けられ、卒業生同士のつながりを大切にしています。

部活動

学校の部活動も盛んで、運動部や文化部が多数あります。中でも、野球部は1988年に甲子園大会に出場した実績があり、音楽部は全国大会でも成果を上げています。これらの活動を通じて、学生たちは豊かな人間性を育んでいます。

交通アクセス

交通アクセスも良好で、最寄りの宮崎空港からは約3.2km、またJR九州の南宮崎駅からは約2.0kmの距離にあり、通学にも便利です。地域との結びつきを大切にし、地域貢献活動にも力を入れています。

以上のように、宮崎県立宮崎南高等学校はその確かな歴史と多様な教育活動を通じて、生徒一人ひとりの未来に向けて寄与しています。

もう一度検索