宮川麻都

宮川 麻都について

宮川麻都（みやがわ あさと）は、1998年2月24日生まれで、神奈川県横浜市出身の女子サッカー選手です。現在はハンマルビーIFに所属し、元サッカー日本女子代表としても活躍しています。彼女の主なポジションはミッドフィールダーおよびディフェンダーですが、他のポジションでもプレー可能な多才な選手です。

学び舎とサッカーとの出会い

麻都は、横浜市立上郷小学校から始まり、横浜市立桂台中学校、そして神奈川県立藤沢総合高等学校を経て、桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部スポーツテクノロジー学科に現在在籍しています。彼女がサッカーを始めたきっかけは、父親の影響で、6歳の時に横浜市内の大豆戸FCに入団し、その後Y.S.C.Cコスモスでプレーを続けました。

中学校に進学すると、麻都は日テレ・メニーナに加入し、同期の三浦成美らと共に全日本女子ユース（U-18）サッカー選手権大会で4連覇を達成するなど、ユース時代からすでにその才能を見せつけていました。

プロキャリアのスタート

2016年に高校を卒業し、桐蔭横浜大学に進学すると、日テレ・ベレーザのトップチームに昇格しました。リーグ戦への初出場は2016年9月のことで、続いて2017年にはリーグ戦初得点も記録しました。これにより彼女は一躍注目を集める存在となっていきました。最近では2024年にスウェーデンのハンマルビーIFへの移籍が発表されており、さらなる活躍が期待されています。

代表歴の歩み

麻都は年代別代表にも選ばれ、2013年にはAFC U-16女子選手権での優勝、2014年にはU-17女子ワールドカップでの優勝に貢献しています。特に2014年のコスタリカ大会ではグループステージ初戦のスペイン戦での先制点など、重要な役割を果たし、全6試合でスタメンとして出場しました。これにより、彼女は日本の女子サッカー史に名を刻むことになります。

2016年にはFIFA U-20女子ワールドカップに出場し、フランス戦では負傷もありましたが、その後のアメリカ戦ではフル出場を果たしました。2018年のフランス大会でも活躍し、年代別の2冠を達成しました。

2019年にはフル代表に初召集され、試合にも出場。2019 FIFA女子ワールドカップにも招集されていますが出場はありませんでした。それでも彼女はなでしこジャパンの一員としての重要な役割を果たしています。

プレーの特性と個性

麻都は高い運動能力とゲームメイク力を兼ね備え、両サイドバックからボランチ、サイドハーフまで多様なポジションを務められます。また、番組やメディアにも度々登場し、明るいキャラクターで人気を得ています。「化粧のやり方がわからない」といったユーモアのある発言や、天然パーマに対するエピソードも紹介されています。

彼女の経歴は、サッカーの楽しさだけでなく、努力や挑戦の連続でもあり、多くの若い選手にとってのロールモデルとなっています。今後も彼女のプレーには注目が集まることでしょう。

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