宮木由香

宮木 由香（みやき ゆか）

宮木 由香は、現在フリーアナウンサーとして活動しており、かつてはNHK鳥取放送局で契約キャスターを務めていました。鳥取県米子市の出身です。

経歴

キャリアはNHK鳥取放送局から始まりました。鳥取局にて1年間、キャスターとして地域情報を伝えた後、2005年には故郷である米子市にある米子支局へと担当が移ります。米子支局では、実に6年間という長きにわたりキャスターを務め、地域の様々な出来事や暮らしに関わる情報を発信しました。担当していた主な番組には、米子支局からのコーナーがあった「とっとりくらしの情報便」や「いちおしNEWSとっとり」などがあります。2011年3月をもって米子支局での契約期間を終え、新たな道へと進みました。現在、米子市観光協会の首都圏観光大使も担当しており、生まれ育ったまちの魅力を首都圏に発信する役割も担っています。

『今夜も生でさだまさし』との特別な繋がり

米子支局時代、宮木由香にとって忘れられない出来事の一つに、シンガーソングライターさだまさし氏の長寿番組『今夜も生でさだまさし』との関わりがあります。2010年当時、宮木は番組宛てに、米子支局からの放送を願う内容のハガキを投稿しました。このハガキが番組スタッフの目に留まり、同年11月28日の放送回（松江からの生中継）において、番組パーソナリティであるさだまさし氏が突然、米子支局をアポなしで訪れるという驚きのできごとが起こりました。

さらに、この時期には、米子鬼太郎空港に勤務する方からのハガキも番組で紹介されており、米子という土地が番組の中で度々話題となりました。こうした状況が重なった結果、視聴者や関係者の期待も高まり、ついに翌年、2011年10月23日には、米子鬼太郎空港からの『今夜も生でさだまさし』公開生放送が実現する運びとなりました。これは、番組が地方の空港から放送されるという、当時としては異例の企画でした。

宮木自身は、既にこの時、米子支局での任期を終え、別の場所で活動していましたが、この記念すべき故郷からの放送を見届けようと、会場となった米子鬼太郎空港に駆けつけました。自身の投稿がきっかけの一つとなり、地元からの番組放送が実現したことは、彼女にとって非常に感慨深い出来事であったと言えるでしょう。このエピソードは、地域とメディア、そしてパーソナリティと視聴者（投稿者）との温かい繋がりを示すものとして語られています。

その他の活動

前述の通り、フリーアナウンサーとしての活動に加え、米子市観光協会から委嘱された首都圏観光大使として、米子市の観光振興にも貢献しています。

参考文献としては、このさだまさし氏とのエピソードが記された書籍『今夜も生でさだまさし No.2』（今夜も生でさだまさし本製作委員会 編、2010年刊）があります。また、個人のブログ「みやゆの東京見聞録」や、関連情報として米子市観光協会の公式サイト「米子観光ナビ」などがインターネット上で参照可能です。

このように、宮木由香はアナウンサーとしてのキャリアを通じ、特に故郷である米子との繋がりを大切にしながら、多方面で活動を展開しています。

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