宮部和弘

宮部和弘（みやべ かずひろ、1963年5月10日 - ）は、北海道出身の元サッカー選手であり、フォワード、ミッドフィールダーとして活躍しました。

経歴

宮部和弘は、札幌市立陵陽中学校を経て室蘭大谷高等学校に進学。室蘭大谷高校時代の1981年には、インターハイで準優勝という輝かしい成績を収めました。卒業後の1982年、日本サッカーリーグ1部の名門、古河電気工業サッカー部（現ジェフユナイテッド市原・千葉）に入部し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

古河電工では、その切れ味鋭いドリブルを武器に、主にウインガーや攻撃的MFとして活躍。チームの攻撃を牽引し、数々の勝利に貢献しました。特に、1985年の日本サッカーリーグ優勝、1986年のアジアクラブ選手権制覇は、宮部和弘の選手キャリアにおけるハイライトと言えるでしょう。これらのタイトル獲得に大きく貢献し、チームの黄金時代を支えました。

1991年に現役を引退。引退後は、サッカー界から離れ、一般企業に勤務していると推測されます。しかし、その功績は色褪せることなく、古河電工、そしてジェフユナイテッド市原・千葉の歴史に深く刻まれています。

所属クラブ

札幌市立陵陽中学校
室蘭大谷高等学校
1982年 - 1991年: 古河電工

プレースタイル

宮部和弘のプレースタイルは、何と言ってもその卓越したドリブル技術にあります。相手ディフェンダーを翻弄する切れ味鋭いドリブルは、観客を魅了し、チームに多くのチャンスをもたらしました。また、攻撃的MFとしても、パスセンスやシュート能力も高く、得点力も兼ね備えていました。ウインガーとしても、ドリブル突破からのクロスでアシストも多く、総合的な攻撃能力の高さが光りました。

参考文献

『古河電工サッカー部史』古河電工サッカー部史刊行委員会、2004年
* 『サッカーマガジン』 1982年5月1日号

もう一度検索