宮﨑有香

宮﨑 有香（みやざき ゆか）

宮﨑有香は、1983年10月13日生まれの元女子サッカー選手であり、三重県伊賀市の出身です。彼女は日本女子代表としても知られ、ディフェンダーのポジションで活躍しました。今回は、彼女のサッカーキャリアやその後の活動について詳しく見ていきます。

来歴

有香がサッカーを始めたのは、小学校3年生のとき、近所の男友達と遊びながらサッカーに触れたことから始まります。その後、花之木サッカースポーツ少年団に参加し、6年生からはプリマハムFCフロイラインに入団しました。このクラブは、現在の伊賀FCくノ一の下部組織であり、ここで彼女のサッカーキャリアがスタートしました。

1999年、三重県立上野商業高等学校進学に伴い、プリマハムFCくノ一に昇格しました。2000年、L・リーグの第13節では、三井ともみ選手と交代し、ついにリーグ戦に出場を果たします。以後、彼女の活躍は続き、2001年には初先発を果たし、代表チームに招集されました。

2002年にはアジア競技大会に出場し、その年のL・リーグでベストイレブンにも選ばれるなど、彼女の評価は急上昇します。2003年には、登録名が「宮崎」から「宮﨑」に改名され、FIFA女子ワールドカップアメリカ大会のメンバーにも選出されました。さらに、この年のL・リーグでは初ゴールを記録するなど、彼女の存在感はますます大きくなりました。

2004年にはアテネオリンピックのバックアップメンバーに選ばれ、重要な役割を果たしました。次第に、彼女のキャリアは多様化し、天理大学を卒業後の2006年には東京電力に就職し、同社の女子サッカー部、TEPCOマリーゼに移籍しました。そこでは主にセンターバックとしてプレーし、副主将としてもチームを支えました。

2009年には再びなでしこジャパンに復帰。その後、アメリカに渡り、ボストン・アズテックに所属して全米優勝を果たします。帰国後は、飯南高校での保健体育の非常勤講師や整体師としても活動しながら、サッカー部のボランティアコーチなども兼任しました。

2013年には岡山湯郷Belleに加入し、2014年には国見FCレディースで国体強化選手としてもプレーしました。2015年には伊賀市に自らの整体院「みや整体院」を開院し、地域に根ざした活動を続けています。

個人成績

有香は、様々なクラブでの経験を持ち、多くの試合に出場してきました。代表チームとしてのキャリアも華やかであり、2001年には代表初出場を果たし、その後も数々の大会で活躍しました。

主なタイトル

• - 東京電力女子サッカー部マリーゼ：日本女子サッカーリーグ2部優勝（2007年）
• - ボストン・アズテック：WPSLアメリカリーグ全米優勝（2010年）
• - 日本女子サッカーリーグベストイレブン（2002年）

著書

• - 『言葉の力』風詠社、2012年（ISBN 978-4434171888）

宮﨑有香は、サッカー選手としてだけでなく、指導者や地域に貢献する人物としても多くの人に影響を与えてきました。彼女の経験は、今後の世代にも引き継がれていくことでしょう。

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