家族対抗!!芸能クイズ

『家族対抗!!芸能クイズ』の概要

『家族対抗!!芸能クイズ』は、1980年4月6日から同年10月5日までテレビ朝日で放送されていた、芸能情報を題材にした視聴者参加型のクイズ番組です。放送は毎週日曜日の11:00から11:45までの約45分間にわたり、視聴者に楽しさを提供しました。

番組は、4組の一般家族が参加し、出題される芸能に関するクイズに挑戦しました。正解することで現金も獲得でき、さらに番組後半では獲得賞金に応じたじゃんけんを行い、海外旅行の権利を賭けたゲームが展開されたのが特徴的でした。司会は著名なアナウンサーのみのもんたが務めており、ルールの進行や場の盛り上げ役を果たしました。また、芸能リポーターの梨元勝などもレギュラーとして出演していました。さらに、後半からはたのきんトリオや柳家小さんも加わり、番組を彩りました。

放送の流れと内容

前半戦

番組の前半では、一般家族による競技が行われ、以下の3つのコーナーが設けられていました。

• - スターズームインクイズ: 芸能人に関するニュースをVTRで紹介し、それに関する三択クイズが出題されました。正解ごとに1万円が獲得でき、スタジオの盛り上がりを一層促進させました。
• - ゲストクイズ: 毎回登場するゲストに関連する問題も三択で出題され、こちらも正解時に1万円の報酬がありました。
• - スピードクイズ: オーソドックスな早押しクイズで、これも芸能関連の問題が出題されました。正解すると1万円の獲得、逆に不正解の場合は1万円が減額されるという緊張感満載のコーナーでした。

これらのクイズコーナーの後、最も多くの賞金を集めたチームが「トップ賞」として10万円を獲得し、後半戦に進出しました。

後半戦

後半は、じゃんけんを用いて海外旅行の権利を賭けるゲームが始まります。出場したチームは、いくつかの数字パネルから選び、その結果に基づいてじゃんけんを行うという流れです。最下位のチームから順に挑戦する形式になっており、勝ち上がることで海外旅行の権利を獲得するチャンスがあるため、戦略と運が重要な要素となりました。

特に、勝者のチームが「A」「B」「C」のいずれかのパネルを指定し、ジャッジを行うことで、勝てば華やかな演出と共に旅行が得られるという仕掛けが、視聴者にとってもドキドキ感を提供していました。

番組の背景と影響

『家族対抗!!芸能クイズ』は放送開始から半年間という短い期間でしたが、その後の同様の視聴者参加型クイズ番組に影響を与えました。特に、家族対抗からペア対抗へと発展した形の番組が後に続くことになります。この番組が描いた家族の団結や競技の楽しさは、今も多くの人々に記憶されています。放送終了後も、同じく視聴者参加型のクイズの形態は多くのメディアで愛され続け、時代を超えて様々な形式で受け継がれています。

その結果、『家族対抗!!芸能クイズ』が提供した楽しさや家庭の絆をテーマとした要素は、視聴者にとって忘れがたい思い出となりました。

もう一度検索