富士正晴全国高等学校文芸誌賞

富士正晴全国高等学校文芸誌賞

富士正晴全国高等学校文芸誌賞は、徳島県三好市が主催していた、高校文芸部誌を対象とする文学賞です。通称「文芸誌甲子園」とも呼ばれていました。この賞は、三好市出身の作家であり、同人誌「VIKING」を創刊し多くの作家を育成した富士正晴の功績を称え、その名を冠しています。

概要

富士正晴全国高等学校文芸誌賞は、高校の文芸部が発行する文芸誌の質を競う場として、全国の高校生たちに目標と刺激を与える存在でした。文芸部誌のレベル向上を図るとともに、若い世代の文学への関心を高めることを目的としていました。2014年度からは、文芸誌の評価に加えて、個人作品の表彰も行われるようになり、より多くの高校生が才能を発揮できる機会が提供されました。個人作品の表彰は「全国高校生文学賞」として実施されました。

歴史

富士正晴全国高等学校文芸誌賞は、2010年度に第1回が開催され、2019年度の第10回をもって終了しました。10年という短い期間ではありましたが、多くの高校生に影響を与え、文芸活動の活性化に貢献しました。2020年度からは、個人部門のみを引き継ぐ形で、新たに富士正晴全国高校生文学賞が四国大学の主催により創設され、高校生の文学活動を支援する灯を繋いでいます。

後継

富士正晴全国高等学校文芸誌賞は終了しましたが、個人部門は四国大学主催の富士正晴全国高校生文学賞として引き継がれています。これにより、高校生は引き続き自身の文学作品を発表し、評価される機会を得ることができます。

関連情報

全国高校生文学賞大賞受賞者一覧
全国高等学校文芸コンクール
甲子園の名がつく高校生大会一覧

外部リンク

三好市教育委員会

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