富士正晴記念館

富士正晴記念館は、大阪府茨木市にある文学館です。作家・富士正晴は、茨木市内の竹林に居を構え、「竹林の隠者」と称されながら創作活動を行いました。同人誌『VIKING』を創刊し、後進の育成にも尽力したことでも知られています。

富士正晴の没後、昭和63年（1988年）に冨士家より茨木市に資料が寄贈されました。これらの資料を展示・保存する目的で、茨木市立中央図書館に併設される形で富士正晴記念館が開館しました。

記念館では、富士正晴に関する様々な資料を展示しています。

施設

展示室: 富士正晴の生涯や作品に関する展示を行っています。原稿や愛用品などを通して、作家の息吹を感じることができます。
収蔵庫: 書籍、雑誌、原稿、書簡など、約8万点に及ぶ貴重な資料を収蔵しています。これらの資料は、富士正晴の研究に役立つだけでなく、昭和の文学史を研究する上でも重要な意味を持っています。

利用情報

開館時間: 9時 - 17時
休館日: 第2・3・4・5月曜日（祝日と重なる場合は開館し、その翌々日に休館）、年末年始、資料点検期間
入場料: 無料

周辺情報

富士正晴記念館の周辺には、以下の施設があります。

茨木市立中央図書館：記念館に併設されています。
茨木市立川端康成文学館：茨木市出身のノーベル文学賞作家、川端康成に関する資料を展示しています。

交通アクセス

JR京都線茨木駅より阪急バス80系統「中央図書館前」下車
* 阪急京都本線茨木市駅より阪急バス80系統「中央図書館前」下車

富士正晴の文学に触れ、その足跡を辿ることができる富士正晴記念館。茨木市を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

もう一度検索