富士通レッドウルブズ

富士通レッドウルブズ

富士通レッドウルブズ（ふじつうレッドウルブズ）は、神奈川県川崎市に本拠地を置く、日本の社会人バスケットボールチームです。企業チームとして、大手電機メーカーである富士通を運営母体としています。日本社会人バスケットボール連盟に加盟し、現在は地域リーグの南関東ブロックに所属しています。

歴史

チームの創設は古く、日本のバスケットボール史においても特筆すべき人物が関わっています。1946年、当時は富士通信機製造と呼ばれていた富士通に入社した、後に「コンピュータの天才」として知られる池田敏雄氏によって創部されました。池田氏はバスケットボール選手としても傑出した才能を持ち、現役時代には国体で1試合個人最多得点記録となる65得点をマークしたほか、全日本最優秀センター賞を受賞するなど、輝かしい功績を残しています。

近年の活動と戦績

21世紀に入ってからのチームは、社会人バスケットボール界で着実に実績を積み上げてきました。2011年度からは関東実業団リーグに参戦し、実力を磨きました。特に2016年度には、この関東リーグで初優勝を飾るという快挙を達成しています。さらに、2018年には社会人チームの最高峰を決める全日本実業団選手権に出場し、3位という好成績を収めました。社会人バスケットボールのリーグ再編が行われた後も活動を続け、現在は地域リーグの南関東ブロックにて、上位進出を目指し活動しています。

チームの位置づけと関連

富士通レッドウルブズは、女子バスケットボールの強豪チームである富士通レッドウェーブと同じ運営母体を持つチームです。社会人チームとして、企業スポーツの側面を持ちながら、競技力の向上と地域バスケットボールの振興に貢献しています。また、運営母体である富士通は、日本のプロバスケットボールリーグであるB.LEAGUEのパートナーとしても関与しており、バスケットボール界全体との繋がりを持っています。

主な戦績

関東実業団バスケットボールリーグ戦 優勝（2016年度）
全日本実業団バスケットボール選手権 3位（2018年）

関連事項

富士通レッドウェーブ (同じ運営母体を持つ女子チーム)
B.LEAGUE (運営母体がパートナーとして関与)

まとめ

このように、富士通レッドウルブズは長い歴史を持つ企業バスケットボールチームとして、創設者の伝説的な功績から近年のリーグ優勝や全国大会での成績まで、社会人バスケットボール界において確かな足跡を残しています。今後も選手・スタッフ一丸となり、さらなる高みを目指していくことが期待されます。

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