富山市立呉羽小学校

富山市立呉羽小学校

富山市立呉羽小学校（とやましりつ くれはしょうがっこう）は、富山県富山市に位置する公立の小学校です。この学校は、地域社会の教育機関として長い歴史を持っています。

沿革

呉羽小学校は1873年10月22日に設立されました。当初、婦負郡小竹村に設置された『初等小学校』および普通小学校を起源としており、記録によればこの両校が創立されたことが示されています。その後、1879年に小竹村に新たに普通小学校が設立され、1887年には追分茶屋小学校が高源寺に設置されました。

1890年には西呉羽小学校が設立され、1892年には新しい校舎が完成。1899年に西呉羽尋常高等小学校と改称され、1903年に更なる教室が増築されました。1911年には新校舎が完成し、1915年には校舎が再び増築されて8教室となりました。

1924年には体育館が完成し、1935年には当時最大規模の鉄骨体育館が新築されました。1940年には呉羽尋常高等小学校と改称され、翌年には呉羽国民学校に名称が変更されました。1947年には現在の呉羽小学校に改称され、その年に呉羽中学校も開校しました。

1954年には新校舎が落成し、隣接する土地がグラウンドとして整備されました。1965年には富山市との合併を受けて、現在の名称に変更されました。

1980年には相撲場『呉羽太刀山道場』が完成し、地域にとって重要なスポーツ施設としての役割を果たしています。1983年から1988年にかけて校舎の増築や改修が行われ、多くの施設が整備されました。

通学区域

呉羽小学校の通学区域は広範囲にわたり、追分茶屋や呉羽川西など、富山市の多くの地域からの生徒が通学しています。

進学先

卒業生は、富山市立呉羽中学校に進学することが一般的です。これにより、小学校から中学校への教育の連携が図られています。

周辺環境

学校の周辺には富山県道321号中沖呉羽線が通っており、交通アクセスも良好です。

著名な関係者

元校長でありサッカー選手の岡島俊樹さんや、大相撲力士の朝乃山広暉さんなど、多くの著名な人物が卒業生としてこの学校に名を刻んでいます。

特記事項

しっかりとした教育環境を提供するだけでなく、相撲場も設置しており、地域の文化を深める役割を果たしています。呉羽小学校はその歴史と共に、地域の教育の中核として存在し続けています。

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