富山市立堀川南小学校

富山市立堀川南小学校

富山市立堀川南小学校（とやましりつ ほりかわみなみしょうがっこう）は、富山県富山市にある公立の小学校です。富山市の南部地域における児童数増加に対応するため、既存の富山市立堀川小学校と富山市立蜷川小学校から分離・新設される形で設立されました。地域の教育拠点として、多くの児童が日々学んでいます。

沿革

本校の設立は、1970年代後半の富山市における人口増加を背景としています。その歴史は、まず学校建設の候補地が取得されたことに始まります。具体的には、1974年8月14日に学校用地が取得され、建設に向けた準備が進められました。

学校の設置が正式に決定されたのは1976年3月17日のことです。これにより、新設校「富山市立堀川南小学校」の開校が現実味を帯びてきました。同年7月2日には、安全な工事と学校の発展を願う起工式が執り行われ、校舎建設が本格的にスタートしました。

開校に向けた準備は着実に進められ、1977年2月1日には、母体となる富山市立堀川小学校と富山市立蜷川小学校の両校において、円滑な分離新設のための事務手続きや児童の移籍準備が開始されました。そして、迎えた1977年4月1日、富山市立堀川南小学校は記念すべき開校の日を迎えました。数日後の4月5日には、地域住民や関係者が多数出席し、盛大な開校式が挙行され、新設校の誕生が広く祝福されました。

新たな学び舎の完成も間近でした。同年5月4日には、最新の設備を備えた校舎が無事竣工し、児童たちは真新しい環境で学び始める入校式が行われました。これにより、本格的な学校生活がスタートを切りました。学校の象徴となる校章は、同年6月4日に制定され、学校独自のアイデンティティが確立されました。

学校施設のさらなる充実を図るため、同年10月5日には校舎の第二期工事が着工されました（実際の現場作業開始は10月11日）。この工事により、体育館や校舎の増築などが行われました。まず、児童たちの体育活動や集会などに利用される体育館が1978年2月10日に完成しました。学校の誇りであり象徴である校旗は、同年2月13日に正式に披露され、その樹立式が厳かに執り行われました。そして、第二期工事で進められていた校舎東側部分も、同年7月3日に竣工し、学校全体の施設整備がほぼ完了しました。

最後に、夏の授業に欠かせないプール施設が1979年7月18日に完成し、すべての主要施設が整いました。これにより、富山市立堀川南小学校は、開校当初の計画に基づいた教育環境を整備し、地域の子どもたちの学びを支える基盤を確立しました。

通学区域

本校の通学区域は、富山市内の以下の町域を包含しています。

大町1区南部
大町南台
上新保
上堀町
上堀南町
清住町
下堀
堀川本郷
堀川天山町
堀川町
本郷新
本郷町1区 - 5区

これらの地域に居住する児童が本校に通学しています。

進学先

本校を卒業した児童の主な進学先中学校は、富山市立堀川中学校です。多くの児童が同じ中学校に進学し、引き続き地域の中で連携を保ちながら学んでいきます。

著名な出身者

富山市立堀川南小学校は、様々な分野で活躍する人材を輩出しています。主な著名な出身者としては、元女子バレーボール選手として国内外で活躍された高崎紗緒梨氏、そして女子サッカー選手として現在ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに所属する小林菜々子氏などが挙げられます。

関連項目

* 富山県小学校一覧

詳細な情報や最新の学校情報については、富山市立堀川南小学校の公式ウェブサイトを参照することができます。地域に根差した教育を推進し、未来を担う子どもたちの育成に貢献しています。

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